都会は喧騒に満ちていた・・・
今日は都内某所で学会関連の会議がありました。 で、会議自体は思っていたよりも早く終わったので、帰りに新宿のタワーレコードに寄ってジャズのCDを何枚かゲット! 今日買ったのはレッド・ガーランド(ピアノ)の『When There Are Grey Skies』、スタン・ゲッツ(テナーサックス)の『スウィート・レイン』、そして最後はマイルス・デイヴィス(トランペット)の『リラクシン』です。 レッド・ガーランドはマイルス・デイヴィスのクインテッドでピアノ弾いていた人ですが、これはその人をフィーチャーしたピアノ・トリオもので、中期の傑作、ということになっている作品。ま、派手さはないですが、堅実なピアノでなかなかよろしい。ただ私の好みとしては「I Ain't Got Nobody」のような人口に膾炙した歌なんかレパートリーに入れない方がいいんだけどなあ。 スタン・ゲッツの『スウィート・レイン』では、脇でチック・コリアがピアノを弾いているんですけど、このピアノはいかにもチック・コリアらしいもので、彼の傑作『Now He Sings, Now He Sobs』を彷彿とするような、いかしたピアノが聴ける点で、二重においしいアルバムと言えましょう。 最後、『リラクシン』は、まだ今の段階では聴いていないんです。でも、ワタクシ、最近マイルス・デイヴィスの良さがあらためて分かって来たような気がしているので、このアルバムで自分の理解度を確かめてみたい、と思っていたんですよね。ですから、あとで聴くのが楽しみ。 それにしても、さすがに東京は大きなCDショップがあちこちにあって、探していたCDの実物が簡単に手に入りますなあ。そこはやっぱり大したもので。CDショップだけでなく、ありとあらゆるお店があるから、買い物をするとなったら相当楽しいことでしょう。 が、その反面、どこへ行っても人・人・人。ま、今日は休日ということもあるのでしょうけど、まともにまっすぐ道が歩けないほどの新宿の人出にはもうウンザリ・・・。街を歩くだけで疲れちゃう。こういう東京のあり方が、パワフルでいいという人もいると思いますが、ワタクシはもう既に枯れてしまって、とてもじゃないけどこんなところには住めないと思いましたね。 で、新宿から電車で40分、郊外にある実家近くの駅に降り立ったら、ようやく人心地がしました。 そして、住宅街を自宅までテクテク歩いていたら、どこからともなくキンモクセイのいい香りが! まさに大都会を逃げ出した田舎のネズミが、ほっと安堵のため息をついた瞬間でしたよ。 かくして、やっぱ自分には大都会より自然の中の方が似合うな、と思った今日のワタクシだったのでした。今日も、いい日だ!