古書店を楽しんだ一日
科研費への応募だの、採用人事のとりまとめだの、来年度時間割編成だの、公私にわたって目の回るような10月を過したワタクシ。ここへきてようやく、一息つける週末となりました。 ということで、今日は仕事とか勉強とかは一切手を付けず、一日、だらだらと遊ぶことに。 で、昼食後、読みかけの『古本ツアー・イン・ジャパン』を読み進めていたのですけれど、日本全国の古書店の話を読んでいるうちに、私も久しぶりに古本屋さんに行ってみたくなりまして。それで以前読んだ『なごや古本屋案内』(風媒社)の中に、比較的自宅に近いところにある古書店のことが紹介されていたことを思い出し、ちょいとクルマを飛ばして、そこに行ってみることにしました。 向かったのは、植田と塩釜口の中間くらいにある「イマジンスペース真理」というお店です。 さて、3台分ほどある駐車場にクルマを停めて、まずは店外のラックから。店外のラックというのは、いわば店内で売れ残った本を格安で放出する場であるわけですが、ある意味、通りすがりの客の足を止めるための「撒き餌」でもあるわけで、この格安本の中に魅力的な本を潜ませておくことが、出来る古書店の常套手段なんですな。ですから、このラックでまず欲しい本があると、「むむ、おぬし出来るな・・・」ということになるわけですが・・・ ここで3冊ゲット!○Margaret Mead, Sex and Temperament in Three Primitive Societies 100円○西丸震哉『山小屋造った ネコも来た!』 50円○林真理子『野心のすすめ』 50円 林真理子の話題の本、美本で50円なら買うでしょ。 200円で3冊ゲットしたワタクシは、いよいよ店内へ攻め入ります。 で、店の中に入ってみると、これがまた本のジャングルのようで、棚に収まりきらなくなった古書が床から積み上げられて山をなし、その古本の山がそこここに重なり合って山脈のごとし。本の量からいうと、相当見応えがありそうです。 で、この古本山脈の谷間を小1時間ほども経巡った挙句、以下のような本をゲット!○亀井俊介『ピューリタンの末裔たち』600円○山本容子『わたしの美術遊園地』300円○サミー・デイヴィス・ジュニア『ハリウッドをカバンにつめて』300円○四方田犬彦『四方田犬彦の引っ越し人生』300円○林望『帰らぬ日遠い昔』100円○桜庭一樹『少年になり、本を買うのだ』200円 以上、全8冊の購入でちょうど2000円なり。選び出した本の質からすると、相当な収穫だったのではないでしょうか。 ということで、古本の神さまは、このところ働き過ぎだった私に、ちょっぴりご褒美を下さったのでありました、とさ。さてさて、どれから読み始めますか・・・。