『ロッキー』を久々に観る
今日、授業で『ロッキー』の一場面を観たのですけど、なかなかいいんだよね。 ロッキーがチャンピオンのアポロとタイトル戦を戦うことになり、それまでロッキーのことなど意にも介さなかった人がやたらに彼に手を差し伸べようとする。 その中で、76才の老トレーナーが、これが最後のチャンスとばかり自分をマネージャーに雇えとロッキーのところに行くのですが、ロッキーは「今まで自分のことなど見向きもしなかったクセに!」とこれを拒絶。 だけど、しおしおとロッキーのもとを去っていく老トレーナーの後ろ姿に罵声を浴びせていたロッキーが、思い直して彼の後を追いかけてマネージャーになってくれと頼むシーン。 私はこのシーンがどういうわけか好きでね。なんかこう、ロッキーと老トレーナーの両方に感情移入しちゃうんですわ。授業で観ていても涙が出る。 最近の映画で、こういうシーンを観たことがないなあ。 だけど、このシーン、このシーンこそが人情ってもんじゃないの? 人情を映像化したら、こうなるんじゃないの? シルベスタ・スタローンなんて、筋肉俳優で、人は馬鹿にするかも知れないけど、このシーンを撮っただけでも私は買うね。【中古】 ロッキー<特別編> /シルヴェスター・スタローン,ビル・コンティ,ジョン・G.アヴィルドセン(監督) 【中古】afb