「古本や 飛猫横丁」にビックリ!
このところ掛かりきっていた論文を脱稿したので、今日は少し遊ぼうということになり、ランチを外食することに。 向かったのは四谷にある「アンピオフューメ」というお店。税込2,000円のランチ、美味しくいただきました。 で、そのまま帰宅しても良かったのですが、ここまで来たら大須まであと10分じゃん、ということになり、先週に引き続き、またも大須に行ってしまったという。今、我が家は大須ブームなもので。 で、今週は大須唯一の古本屋さんに行ってみようということになり、まずは「古本や 飛猫横丁」に向います。 で、行ってみると、これがまた小さなお店で、看板を見ると一応、営業中のようですが、シャッターが半分閉まっているし、店主もいない。あれれ、やってるのかなあ? でも、営業時間ではあるはずだし、一応ドアも開くので、入ってみようと、とりあえず中へ。 で、驚愕ですよ。 何に驚愕するかというと、その圧倒的に良質な品ぞろえに。ほんとに小さな店なのに、置いてある本は一流どころばっか。本好きならよだれが出そうな本ばっかりじゃないの。文学・演劇・美術・建築方面に興味があるムキには、もう、天国ですわ。 でまた、値付けが素晴らしい。一言で言って、安い! 「この本であれば、1500円くらいかな・・・」と思って値段を見ると、300円だったりするのよ。 で、この店で恩師・大橋吉之輔先生のお訳しになった『ジョヴァンニの部屋』の白水社版2種、ソフトカバーとハードカバーの二冊を600円でゲット。今まで「Uブックス版」しか持ってなかったもので、これで全部そろっちゃった。 でも、店主がいないので、電話をかけてみたら、「すぐ降りて行きます」というのでしばらく待っていると、およそ商売気のないおじさんが来てくれて、無事、お金を払うことができました。 でも、おじさん、私の買い物を見て「アメリカ文学がお好きなんですか?」と言うので、「ええ、まあ。実はこの本の訳者の大橋先生が私の先生なんです」と言うと、おじさんは「ああ、この人は色々訳しておられますね」と。 つまり、大橋先生の訳業を知っているわけよ。やっぱり、これだけの品揃えの店を作り上げているんだから、ただモンじゃないな。 ということで、飛猫横丁、久々に私を唸らせた古本屋さんだったのでした。絶対、また来ようっと。 で、その後、中古レコード屋さんの「greatest hits」でまたまたビーチボーイズのCDほか何枚か買ってから、銀ブラならぬ大須ブラをし、「大須ベーカリー」でパンを買ったり、「キュームタルト」でタルトを買ったり、渋い喫茶店「モカ」でバターコーヒーとあんトースト(どちらも絶品!)をいただいたりしてから帰路についた次第。 ちなみに、帰りに「百老亭」で餃子でも買って帰ろうと思ったのですが、残念ながら、閉店しておりました。ここ、たしか池波正太郎の行きつけの店だったと記憶するのですが、ついにその味を知ることが出来なかった・・・。残念。 ま、それにしても大須、面白いなあ。まだまだ行ってみたい店が沢山あるので、当分は楽しめそうです。Beach Boys ビーチボーイズ / Beach Boys Today + 2 【SHM-CD】