『ゴッドファーザー パート2』
『ゴッドファーザー』を30分刻みで4,5日かけて観終わって、あらためていい映画じゃのう~とつくづく感心していたら、今度はNHKのBSで『パート2』をやるというじゃないですか。これはもう、神様が「パート2も観なされ」と言っているんだなと思ったもので、そちらも観ちゃった。 もちろん『パート2』も私の大・大・大好きな映画で、名場面で誰が何を言うか、そらんじられるほどですけど、今回さらにもう一度観直して、感動を新たにしてしまったという。 もうさ、こんなすごい映画を2本も撮っちゃって、コッポラ監督は以後、何もしなくてもいいくらいだよね。『地獄の黙示録』とか、撮らなかったことにすればいいんじゃない? 『パート2』では、二代目を継いだマイケルが、どんどん孤独になっていく経緯が描かれるんだけど、一番最後の場面で、まだオヤジさんのヴィト・コルレオーネが元気だったころ、その誕生日のお祝いに家族が集まるシーンが回想される。真珠湾攻撃があった直後の話で、そこでマイケルが海兵隊に志願したことを報告するのよ。 で、他の家族のメンバーが啞然として、なんでそんなことしたんだとマイケルはなじられる。で、その話はまたあとで、ということになり、マイケル一人を残して他の家族は皆、帰宅したヴィトに誕生日のお祝いを言うために席を立つわけ。で、遠くの方から「ハッピー・バースデー」の歌声が聞こえる中、マイケル一人がテーブルに残っている姿が映し出される。 マイケルの孤独ってのが、今に始まったことじゃないってことが、この最後のシーンで描かれるわけよ。なんていう演出でしょう。痺れる、としか言いようがない。 まあ、凄い映画だよね・・・。 ちなみに、もし私がコルレオーネ・ファミリーに入るとしたら、断然、トム・ヘイゲンの立ち位置で入りたい。ゴッドファーザーの相談役ということで。もっとも、ヴィトが生きているうちは、という意味で、マイケルが頭を務めるコルレオーネ・ファミリーには入りたくないわ~。【中古】 ゴッドファーザー PARTII<デジタル・リストア版>(Blu−ray Disc) /アル・パチーノ,ロバート・デュヴァル,ダイアン・キートン,フランシス・フ 【中古】afb