経験は生きる
紀要論文の執筆が終わり、数日前から某出版社に依頼されていた若年層向けの本を執筆中なんですけど、これがね、楽しい、楽しい。ガンガン進む。 で、ガンガン書きながら思ったんだけど、経験ってのは大切だなと。 今回の本は論文用の「だ・である調」ではなく、「です・ます調」で書いているんだけど、このスイッチって、人によっては苦労するのよ。慣れてない人が「です・ます調」で書くと、妙に下手に出るような文章になっちゃって、読んでいて鼻白むような感じになることが多いわけ。 でも、ワタクシは大丈夫なの。「です・ます調」で2冊、本を書いているからね。その経験があるので、楽々スイッチできる。 あとね、今回の本は若年層向けなので、そんなに長いものでは困るんだけど、自分の頭の中では「新書本一冊分くらいの長さ/ペース配分で行こう」というのがある。これもね、前に新書本を1冊書いているので、感覚として分かっているわけ。 だから、同じ文章を書く仕事でも、色々なタイプのものをこなしておくってのは、重要だなと。ヘミングウェイが、新聞記者時代の文章法を小説の執筆に応用して成功した、っていうことがあるけど、それも文章経験の豊富さがなせる技だもんね。 ま、とにかく、今のところはものすごいスピードで書いているんだけど、3月中はこのまま全速力で突っ走って、行けるところまで行こうかな。