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テーマ:最近観た映画。(40130)
カテゴリ:教授の雑感
今日はですね、話題のインド映画『rrr』を観ようと思って映画館に出掛けたのよ。そしたら、チケット完売で観られなかったっていうね。
60年近く生きてきて、狙った映画がチケット完売で観られなかったなんて、初めての経験だよ! マジか! そこまでこの映画は人気があったのか?! 昨年、ダニエル・クレイグの最終版となる『007』を観に行った時、館内はガラガラで、もう日本では洋画は顧みられないんだって思っていたのに。『トップガン・マーヴェリック』だって客の入りは総席数の10分の1くらいだったぞ。なのに『rrr』は満員御礼なのか? っつーことで、映画館まで行ってすごすごと帰宅の途についた私たち。 で、あんまり悔しいので、家に帰ってからアマプラで『コーダ あいのうた』を観ちゃった。昨年のアカデミー賞の作品賞・助演男優賞受賞作ですな。以下、ネタバレ注意ということで。 「コーダ」っていうのは、「聴覚障碍者の親を持つ子ども」の意味ですが、本作の主人公の女子高生ルビーちゃんは両親と兄が聴覚障害者なんですな。で、父と兄は漁師なんですが、操船に関しても、獲った魚を売るにしても、何かと耳の聴こえるルビーの存在が必要になっている。自然、彼女頼みで物事が成り立っていると。 だからルビーは早朝に漁に出掛けた後で、高校に通学するので、色々大変なんですな。授業中につい居眠りしちゃったり。魚臭いとかいってクラスメートたちにいじめられたり。また聴覚障碍者の家庭にそだったため、健常者のルビーにも発音などの点でちょっと普通と違うところがあり、それでまた虐められてきた経験もある。 で、そんなルビーは歌うのが好きで、漁の最中、海の上でも大きな声で歌っていたりするんですけど、そんなこともあって、高校の所属クラブを決める時に彼女は合唱部に入るわけ。前から気になっていた男の子が合唱部に入るのを見て、それにも影響されたんですけれども。 で、合唱部の中でルビーは頭角を現すと。指導の音楽の先生にも才能を認められ、個人レッスンも受けるようになり、やがてはボストンの有名な音楽大学・バークリーへの進学も勧められるほど。ところが、ルビーの家ではルビーがいなければ成り立たない状態にもなっている。 さて、彼女は家族をとるか、それともバークリーへの進学をとるのか? っていうか、バークリーの試験に合格できるのか? そして合唱部で仲良くなった男の子との恋の行方は?? ・・・っていうような話。 全体として、まあ、いい映画でしたよ。ルビーの両親や兄のキャラもそれぞれ良かったし。またルビーを指導する音楽の先生のキャラも面白かった。だから、映画としてはまあ合格。 これこれ! ↓ コーダ あいのうた【Blu-ray】 [ シアン・ヘダー ] だ・け・ど・・・ やっぱりこの種の映画では、『リトル・ダンサー』っていう決定的な名画があるじゃん? シチュエーションとしてはよく似ているんだけど、『リトル・ダンサー』と『コーダ』を比べると、『リトル・ダンサー』の方が圧倒的に優れている。もう、比べ物にならないほどに。それに、そもそも『コーダ』はオリジナルではなくて、フランス映画の焼き直しでしょ。 っつーことで、『コーダ』を観て、あらためて『リトル・ダンサー』は偉大だったなと。そっちを再確認した次第。 さて、今日は『コーダ』で我慢したけど、『rrr』が観られなかったのは残念至極。いつか絶対に観てやりましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 22, 2023 06:01:19 PM
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