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カテゴリ:教授はつらいよ
月曜日は「アニキ」こと先輩同僚のK名誉教授が非常勤で教えに来られるので、よくお昼をご一緒しております。
で、授業後のひと時、ちょっとK先生と雑談をしていたのですが、K先生曰く、今はまだ元の研究室を使わせてもらっているけれども、それを召し上げられたら学内に居場所がなくなるなと。 そんな風に嘆かれていたので、いやいや、確か図書館の中に「名誉教授室」というのがあったはずでは?というと、K先生、まだ行ったことがないとのこと。 ということで、モノは試し、一度その「名誉教授室」とやらを覗いてみようということになり、私も後学のためにくっついていくことに。 で、図書館で司書の方に名誉教授室のことを伺うと、確かに館内に一つそういう名前の部屋が一室だけあって、机が二つとロッカーが二つ、それにソファとテーブルがある。で、そこを使いたい場合は、毎回簡単な書類に記入する必要があると。ただ、そんなに頻繁に使われてはいないようなので、利用希望者同志がかち合うということはほぼないとのこと。 なるほど、なるほど。 しかし、そのあとの説明で私もK先生も、凍り付いたのでした。 なんと、その部屋には暖房がないんですと。冷房はあるけれども、暖房がない。だから夏場はいいとして、冬場はちょっと寒いだろうと。 ええ゛ーーーーーーっ! ウソだろ?! 建て替えてまだ間がない図書館内の部屋に、暖房が入らない部屋があるですと?? で、実際にその部屋に行ってみたところ、狭い部屋で、机が二つあるとはいえ、誰か他の人との相部屋は息が詰まりそう。しかも、冬場暖房がないとなると、まさにいたたまれない感じ。 いやあ! これぞまさに「冷遇」。名誉教授をここまで冷遇する大学って、他にあるのだろうか? なるほど、「名誉教授室」とは言い条、実際には使い物にならないものだったのね・・・。いやはや。驚いて言葉も出ない。K先生も、「これではなあ・・・」と絶句しておりましたわ。 空調の配管の都合で、暖房が入れられないということがあるのかも知れないけれども、狭い部屋なんだから、せめてセラミック・ヒーターの一つでもあれば、快適に過ごせるはず。そのための1万円ほどの金も出せんというのかね。 しかし、実際に現場を見てみないと実情はわからないもの。今日たまたまそういう話になって、実際に名誉教授室なる部屋に入ってみて、涙ながらに社会勉強することができたワタクシだったのでした、とさ。やれやれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 30, 2023 05:03:39 PM
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