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カテゴリ:教授はつらいよ
今年のゼミ生の中に、韓国ドラマの魅力について論じているのがおりまして。今日はその学生のゼミ内発表でした。
で、発表を聞いていて、内容的にはとても面白かったのですが、私ばかりがコメントするのもよくないと思い、他のゼミ生にも質問を促したわけ。すると、一人のゼミ生が「『冬のソナタ』というけれども、その「そなた」というのは劇中の誰のことなんですか?」と。 ン? ゼミ中、しかも指導教授のワタクシの面前で堂々の冗談? するとゼミ発表をしていた学生が、「そう言えばそうですね。誰のことを指しているのか・・・。ちょっと考えてなかったですね」と。 え?! ここでまさかの乗り突っ込み? 仰天するワタクシを尻目に、しかし、二人以外の4人のゼミ生も、それぞれ大真面目に頭をひねっていたという・・・。 そう。国立大学の4年生が6人いて、誰一人として「ソナタ」が何であるかを知らず、日本語の「其方」だと思っていたと。 ね。私がいつも言うように、日本の教育というのは完全に崩壊しているんですな。だって、普通カタカナで示されるのは外来語だ、というレベルの常識すら、彼らは持っていなかったということなんだから。 もうね、マジで、私なんぞもうそろそろ大学を引退した方がいいのだと思います。こういう学生たちをどう扱えばいいのか、分からないもん。私が考える大学という知性の園は、もはやこの地上には存在しないのでありましょう。 老兵は死なず、ただ消えるのみ。さようなら、皆さん! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 29, 2023 03:00:10 PM
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