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カテゴリ:教授の雑感
なんか最近、某原作者が、某脚本家(及びテレビ局?)によって原作を改変され、トラブルの末に・・・という話が話題に上っておりますが。
で、こういう話には首を突っ込まない主義なのですが、しかし「原作」とその二次使用という点では、ある意味、文学上の問題なのよ、これは。だからね、原作者がどういう思いでいて、それに対して脚本家がどういう行動を取り、両者の間にトラブルが生じた時に誰がどういう対応をしたか、というのは、文学上の問題として、私にも興味がある。 で、その辺どうなっているのかなと思って、自分で両者のトラブルの跡をたどろうと思うのだけど、これが上手くいかない。 というのは、論争の舞台が「X」で、トラブルが生じると、すぐに関係者が内容を消しちゃったり、読めなくしたりするから。 そうなると、後は「それを読んだことがある人」の発言を元に推測するしかないんだけど、そういう二次的な情報は、どちらかのサイドに肩入れしたものであることが多いので、第三者が自分なりに客観的に判断しようと思っても、それができない状況になっている。 昔だったら、こういう論争は雑誌などの誌面を通じて行われたので、足跡がはっきり残るから、第三者が確認しやすいのだけど、今は全然ダメだね・・・。 でも、そうなると、ちゃんとした研究もしにくいってことだよね。つい最近の話でも、みんな、痕跡が消されちゃうから。検証しにくい、しにくい。 だから、当該の問題にしても、何が実際に起ったことなのか、全然わからないっていうね。 これはさあ、あまり良くない状況だと思うな。このまま、互いに悪口言い合って、そうした論争に人が飽きたらそこから先は放置して、当時者も嵐が過ぎるのを待つ、というのでは、根本的な解決にならんじゃん。 妙な世の中になったものですな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 5, 2024 05:12:33 PM
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