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カテゴリ:教授の雑感
「オオキンケイギク」ってご存じ?
そう、あの黄色いコスモスみたいなやつ。外来種の。丁度今、花盛りかな。 で、大学から家に向かって帰る途中、このオオキンケイギクが道路沿いに群生しているところがあって、それはもう見事なものだったのよ。まさに黄色いじゅうたんを敷き詰めたようになって。 ところが。 この花が黄色いじゅうたん状態だったのは昨年まで。今年は全然。 そして今までオオキンケイギクの群生地だったところに、今生えているのは「茅(チガヤ)」。こちらは在来種でございます。こちらも今が盛りで、真っ白な穂を薫風になびかせている。 結局、外来種のオオキンケイギクを、在来種のチガヤが駆逐したのよ。すごくない? タンポポにしてもザリガニにしても、外来種ってのは横暴なヤツが多くて、旺盛な繁殖力で日本の在来種を駆逐してしまうのが通例のような気がしておりましたが、必ずしもそうではないのね。在来種が勝つこともあるんだ。 ただ、それだけのことなんですけど、町の中のちょっとした自然界にも、生物同士のバトルが繰り返されているんだなと思って、ちょっと感心してしまいました。 そういえば、一時、どこでも見かけたセイタカアワダチソウの群生も、最近、見ないもんね。あれもひょっとして在来種に駆逐されたのかも。 まあ、詳しいことは分かりませんが、どちらを応援するかといったら、やっぱり在来種に頑張ってもらいたい。 そのうち、ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)が、日本のイシガメとかクサガメによって駆逐された、なんて日が来るのかどうか。ちょっと見ものですな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 13, 2024 09:35:47 PM
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