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テーマ:今日の出来事(292796)
カテゴリ:教授の雑感
幸いなことに、と言うべきか、ワタクシが住む名古屋の某地域では、台風の影響がほんっとに何にもないのよね。風も大して吹かないし、雨もそぼ降るくらい。被害の大きかった地域のことを考えると、なんか逆に申し訳ないわ。
でも、この分なら、土曜日の市民講座も予定通りにできそうですな。まあ、それはそれでいいけど。 さて、今日は木曜日で、道場の日。 今、うちの道場では温故知新がテーマでありまして。 つまり、初代宗家が作った技の体系に戻ろうという運気があるんですわ。 まあ、どこの武道もそうだろうけれども、時代が経つと、段々技の体系が変わって行ったりするんですな。だから、この辺で、一旦、オリジナルの技がどうだったか、原点に戻ってみようというわけ。 すると、結構新しい発見がありまして。 たとえば、「木葉返」という技があるのですが、今までは短刀で刺して来る相手の手を一旦はらってから、その刃物を持った手に技をかける、という感じで技を習ってきたんですな。 でもね、初代宗家が書いた教伝書をあらためて繙いてみると、そうではないのね。 そうではなくて、相手は胸倉を掴んでくる想定なのよ。で、相手が胸倉を掴んできたら、逆側の手をこちらから取りに行って、それで技をかけると。 ね。ぜーんぜん想定が違う。でも、確かに胸倉を掴んでくる相手の、逆側の手に技をかけると、面白いように技が掛かるのよね。なにせ相手は、胸倉を掴んでいる手の方に意識が集中しているから、逆側の手を取られると、意表を突かれてしまうわけ。 なるほど! これがオリジナルの技だったのか! うちの道場で温故知新が進んでいるというのは、こういうこと。 なんでもそうだけど、一度、原点に返って見るというのは、いいことなのかもしれませんな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 29, 2024 11:40:05 PM
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