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テーマ:今日の出来事(292805)
カテゴリ:今日もいい日だ
今日は所属するアメリカ文学会の全国大会が地元名古屋の中京大学で開催されました。母の具合の関係で、参加できるかどうか分からなかったんですが、結局、参加できることになってしまった・・・。参加できるか微妙だったので、東京に住む友人と学会後に会食する予定をキャンセルしてしまいましたが、残念なことをしました・・・。でも、まあ、仕方がない。
それにしても、私が学会に参加するなんて、何年ぶりだろう? 数年前に英文学会だったか、アメリカ文学会だったかが東京女子大で行われた時に吉祥寺に行って以来だもんなあ。 ま、とにかく、今日は久々の学会ということで昼過ぎから意気込んで中京大学へ。 しかし、その前に。中京大学の近くにある生ドーナツの店「ユニ・ドーナツ」に立ち寄り、ドーナツ3種をゲット。ちょっと気になっていたのよね~。 で、中京大学に乗り込んだのですが、地下鉄八事駅を出ればいきなり大学の正面につくというアクセスの良さ。建物もきれいだし、ワシの所属大学とは月とスッポンの違いやなあ。どうして私立大学はこれほど豪華で、国立大学はこんなに貧しいのだろう? で、研究発表が始まるまで少し時間があったのですが、その間、ちょうどお見掛けした学会における私の兄貴分、N先生とちょっとお喋りを。 N先生、国立N大学を定年退職され、今年度から名古屋郊外にある某私立大学に移られたのですが、その辺の経緯というか、新しい職場での勤務状況など、あれこれお尋ねしちゃった。それによると、第二の職場とはいえ、結構、人使いが荒いらしく、前期は非常に忙しくしておられたのだとか。うーん、そういう話を聞いちゃうと、第二の職場を探そうという気が失せるなあ・・・。 で、研究発表が始まり、三本立て続けに拝聴。3つとも若手の研究者による発表でした。 で、それらを聴いていて、最近のアメリカ文学研究の動向というか、方向性がよく分かりました。 まあ、薄々感づいてはいたんだけど、最近のアメ文研究は、1970年代から80年代前半にかけて流行した精読時代に戻ったな。 1980年代後半以降、「文学理論」ブームというのが流行って、誰も彼もフランス由来の文学理論を振り回し、口々に「脱構築」とか言っていたんだけど、もうそんなのはどこかに消えちゃった。結局、面白くなかったんでしょ。 で、作品を精読して、その意味を深掘りしようという、「精読」研究に戻ったんだけど、戻ってみると、これはこれでつまらないのよ。 つまりね、作品の細かいところ、語句の一つ一つ、象徴の一つ一つにこだわった蛸壺的な読み方っていうのは、オタクの読み方なのよね。だから、一般人の読み方からどんどん離れて行ってしまう。学者側は面白い面白いと思っているかもしれないけど、一般人からしたら「何ソレ?」の世界でしょう。 学者の読み方と一般人の読み方が異なるのだから、学者の書いた研究書を一般人が読んでも、そりゃ、わけがわからんでしょうなあ。そうやって、両者が乖離した状態、それが今のアメリカ文学研究の世界なんだね。 私は、研究者ではあるけれども、一般人の立場から作品を読む。そういう人間からすると、今の学会はつまらなくて仕方がない。だから、最近、全然学会に参加してなかったんだけど、今日、あらためて久しぶりに学会に参加してみて、もうここは私のいる場所じゃないな、っていう感じをますます強くしましたね。 ということで、3つの研究発表を聴いた後はさっさと帰宅しちゃった。 で、帰宅してから、今日買った「ユニ・ドーナツ」の生ドーナツを食べたのですけれども・・・ これが馬鹿ウマ!!! めちゃくちゃ旨い。これは買う価値あるわ~。 これこれ! ↓ ユニ・ドーナツ 今日は、このユニ・ドーナツを食べられたというのが、学会に参加した唯一の収穫だったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 12, 2024 07:03:49 PM
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