|
カテゴリ:料理
子供の頃母親から語られた、葛の葉と言う狐の化身の物がたり、今でも脳裏にはっきりと刻まれています。
どうも、この物語の細部には色々と違いがあるように思えます。ミヒャエルの父母は歌舞伎に造詣が深く、歌舞伎の世界からの話を、ミヒャエルに語ったのではなかったのか?と思います。 母の話では、葛の葉物語の中に現れる白狐扮する女性が、救い主の前で葛の葉を摘み取り、葉や腹と散らしますと、お金に変わった、救われたお礼の一つだった、と話された記憶があります。 何故こんな話を?ですよね、実は、ミヒャエルの創作丼の名前をどうしようか?と考えた時に思い出したんです。そうだ「葛の葉丼」にしよう!と言うことになりました。 そもそも、夕食はどうしよう?から始まり、冷凍庫の整理を兼ねよう!となり、調べると大量の油あげが?期日も相当経過していました。よ~しこれを使う! 親子丼の中身である鶏肉の替わりに油揚げです。スライス大葉とスライス海苔をあしらって完成! 油揚げが鶏肉役を果たすので、化けた丼、そこで白狐が化けたストーリー、葛の葉を金に化けさせた白狐を連想したわけでした。 以前に「木の葉丼」と言うのはよく作りました。学生時代に下宿した家の近くに良く利用していた食堂があって、そこにあったメニューの盗作です。 今回のはこれがベースなんですね。「木の葉丼」の場合は、刻んだ油揚げだけなんです。 昨日は、雨っぽい一日で、気温も16℃止まり、でも湿度が高くて、窓閉め環境では室温がすぐ上がって虫暑かったですねえ。 ジムから帰った三女セリアンヌに、ご飯食べる?と言うと、食べるとの返事なので、丼の具を加熱して、食卓へ・・・、「あっこれだったのか~!」と言うセリアンヌ、何事か?と思ったら、バスの中で乗りの香りがしたから、なんだろう?おにぎり?とか想像していたそうです。 親子ですねえ、母譲りでした。恐ろしきかなDNA。 「おいし~!」と言うセリアンヌ、今回も調理人冥利でした。 何だかかすかに音がしたなあ!空耳?と放置していましたら、しばらくして、セリアンヌが、「信じられない蚊だ!」、やっぱりあの音は将に蚊の羽音だったんだ!と理解しました。 大急ぎで、電子蚊取り器を取り出してセットしました。早いですねえ、温暖化はこう言うことも招くんですねえ。 「木の葉丼」と「親子丼」の合体と言う態様の「葛の葉丼」 今夜は何にする?食べたいものある?とセリアンヌに訊きますと、応答に苦慮していましたので、じゃあまたテレパシーで伝えてくる? 「あの時は海苔の香りがしたってだけで、これ作ってって思ったわけじゃないよ!」と恐縮するセリアンヌでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|