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カテゴリ:意識の世界
「汝の敵を愛せよ!」これは、意外性のある言葉ですね。
これは、迫害してくる相手に慈愛を持って接する(福音書:マタイ5章・ルカ6章)とする Love your enemies.に準拠している言葉とされます。 イエスの時代は、ユダヤ教を信ずる者を愛し、それ以外の者を敵とみなした戒律に縛られました、「愛する者=非敵対者」という等式は正しいのか?を問うたイエスの立場から来ています。 近世ではこの中身をいろいろな解釈を付して、真意がどこにあるのか?あまり明確ではないとも思われます。 「悪意を持って己に対する者を愛する」と受け取る傾向が強いと思われます。 これはこれで、十分意味のあることです。 悪意というものは、強大なエネルギーを持った陰の波動です。愛は強大なエネルギーを持った陽の波動です。 陰を制するには陽!というわけです。 心の世界は、作用反作用の物理法則に従います。 通常は悪意には悪意という関係が、通常の心の反応(意識している指定内にかかわらず)です。 憎めば憎まれる、愛すれば愛される。追えば逃げる、引けば追いかけてくる。 憎しみを憎しみで受けるのは、作用反作用です。憎しみに愛を放射すれば、少なくとも相乗作用で相互感により強い憎しみの緊迫増幅はありません。 だい一、四六時中憎しみに包まれていると、強烈な陰の波動を衣としているわけで、身も心も陰に傾きます。 陽の波動で対するのが一番の安全な道です。 勿論、心は作用反作用の自然の流れに親しんでいます、転換は容易な話ではありません。が、転換が図れたら、すごい世界につながって行きます。 憎しみや悪意に愛を持って接するのは至難、その前の段階としての、そのまま作用反作用の法則に従ってしまわない努力から始めるのが、無難でしょうか。 嫌な事柄に敵対心を抱かずに、「ああそうなの!」と言えると素晴らしいですね。それができれば、愛の放射も間近かでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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