遠い過去からの嗜好品の一つである珈琲、自分の前から遠ざかった時期がなかった珈琲です。
そういう関係の珈琲ですが、最近関係に変化がありました。遠ざかったというのではなく、ある意味でより近くなったのです。
コーヒーを淹れる器具の、手動で淹れるための言わば三種の神器を、ステンレスで揃えてみました。
そこからまた新たな展開が生じ、これまで自分の中で封印していた領域に、踏み込んできています。
このところ急に又豆からコーヒーが淹れたくなり、手挽きミルを入手し、あれこれ焙煎豆を探しました。ところが数回グラインドする内に、左手親指が痛みました。
断捨離そして家の整理整頓、その際多くのダンボールを一気に処理!その時無理をして傷めたのです。より悪くしないように、手動ミルは一旦収納して、専用の電動ミルを入手しました。
それで満足せず、更に進んで行き、遂に自家焙煎を始めました。まあ好奇心が呼び込んだ状況で、結果は自己満足でしかない世界ながら、自分の手で準備した豆を自分で挽いて自分で淹れた珈琲は、結果として至福の時間を運んでくれます。
長々と書いて、思いはいっぱい詰まっていますが、読む人にとっては、そんな思いの強い物語としてではなく、他愛もない一つの単語程度としてしか、届か無いのかもしれません。