ＰＲＵＳＳＩＡＮ ＢＬＵＥ

　久しぶりにＭさんに会った。

　Ｍさんは、私の飲み友達。地元の高校に通う高３の受験生の息子さんがいる。

　推薦での大学進学を希望していたが、ダメだったそうだ。

　実力で入試に備えなければならない。が、なかなか難しいと嘆いていた。

　確かに…。

　娘の高校受験の１年前、｢“鯛の尻尾”か“鰯のかしら”か？｣と日記に書いた。

　地元の高校に行って、それなりの成績を取れば、実力はどうであれ推薦で限られた国公立大

学へ行く道と進学校に行って、勉強して、もまれて、やっとの成績で、実力で自分で選んだ国公立

大学に行く道に分かれると…。

　それなら受験の苦労もせず、お金もかけず(塾代等)、地元から推薦で大学へ行けるのなら、そ

れが１番いいと思う人もいるだろう。

　Ｍさんもそう思った。去年も何人もそれで大学に行っているのだから…。

　が、今回、推薦は難しくなっていて、他の子もダメだったようだ。

　どうも、去年の子達の大学での成績が思わしくなく、大学側からあの高校からの推薦はやめよう

となったらしい。(Ｍさん談)

　不確かな事を書いているのは、わかっているのだが、その高校の受験も別に勉強をしなくて

もほとんど受かるのは周知の事実で…。定員割れしているし…。

　さて、Ｍさんの息子さん、どうするのかなぁ～？

　Ｍさんはあちこち私立も考えているようだけど…。

　今、Ｍさんはいっぱい悩んでいるだろうなぁ～。去年の私のように…。

　心の中は嵐が吹き荒れているだろうなぁ～。