テーマ:洋楽(3357)
カテゴリ:New Order
Joy Divisionのボーカル、イアン・カーティスの生涯を、妻デボラ・カーティスが綴った伝記本です。
英語版が出版されたのが1995年、その後11年の時を経て、先日ようやく待ちに待った日本語訳版が出版されました。 なぜ今頃?って感じですが、これはやはり来年公開予定の伝記映画 "Control" の影響なのでしょうか。 なかなか読む時間がなく、ようやく今日、本を開くことができました。 短い内容なので2時間ほどで読み終えましたが、ところどころ日本語が?な箇所がありまして、文章を繋ぐのに若干難儀しました。 へっぽこですが、ちょっと感想文を。 まずは一言、何と痛々しい物語(実話ですが)なんだろう! その内容は、イアンの友人であり恋人であり妻であるデボラしか語ることのできない、正直で赤裸々なものである。 読み終えて、デボラの妻として母としての愛の深さと強さに敬服する反面、妻であるが故に強いられた苦難に胸が締め付けられるようだった。 次第に身も心も病んでいく愛するイアンを、デボラは必死で理解し支える。 しかしその陰にはデボラに対する、イアンの悲しい裏切りが…。 同じ女性として、あまりの辛い内容にページをめくる手が重くなるほどだった。 しかもこれが若干23歳の若い夫婦の話なのだから、課せられた運命があまりにも重すぎるのではないだろうか。 ボーカルを失ったバンドも悲劇だが、夫と父を失った家族はそれ以上に悲しみが大きいことだろうと思った。 …ということで、後味が切な過ぎる一冊でした。 さて、この本にはもちろん愛しのバーニーも出演しております。 114ページ下部のあたりでとんでもないことやらかしちゃってますが、まあ若気の至りということで。 今はそんなことやってないでしょーねえ!?(怒) Touching From A Distance お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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