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2008.02.12
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カテゴリ:読書
今日2月12日は、世界中に愛されたコミック『PEANUTS』の作者、チャールズ・M・シュルツ氏(愛称:スパーキー)の命日です。
シュルツ氏は『PEANUTS』誕生50周年にあたる2000年2月12日(土)に、自宅で眠っている間に息を引き取りました(享年77歳)。

1999年秋、結腸がんの治療に専念するため、翌年1月3日の掲載(平日版)を最後に50年にもわたった執筆活動に終止符を打つことを宣言。
皆の快復を願う思いも空しく、シュルツ氏は天国へと旅立ちました。
その翌日2月13日は、奇しくも日曜版の最終回の掲載日でした。

最後のPEANUTS(上が日曜版2/13、下が平日版1/3)

お決まりのタイプライターを前に考えにふけるように空を見つめるスヌーピーと、「Dear Friends」から始まる彼のお別れの言葉、日曜版では50年間に描かれた数々の名シーンが周りに散りばめられ、この最後のコミックは何度みても目頭が熱くなります。

実は私、20年来スヌーピーをこよなく愛しておりまして、家は小さな頃から増え続けて行ったPEANUTSグッズであふれています。
シュルツ氏の引退宣言と翌年の訃報が日本でもニュースとして取り上げられたのを、今でも鮮明に覚えています。

YouTubeで引退宣言当時のシュルツ氏の映像を見ることができますが、涙をこらえ声をふるわせて「チャーリーはもう、ボールをけることも二度とないんだなと思った」と語る姿はとても切なく(私は思わず泣いてしまった)、PEANUTSの50年=シュルツ氏の人生そのものだったのだと感じました。


今更ながら、シュルツ氏の影を追うように、『GOOD GRIEF(邦題:スヌーピーと生きる)』を読み返しています。

goodgrief
GOOD GRIEF

この書は1989年初版のものを2000年に再版したもので、シュルツ氏の面影をたどる貴重な一冊です。
PEANUTSのことはもちろんのこと、シュルツ氏のプライベートに至るまで、シュルツ氏に敬意を払いつつ細かに記されてあって、随所随所でその素晴らしい人柄を実感することができます。


また、『スヌーピーの50年』も、ファンとしてはぜひとも持っていたい一冊です。

スヌーピーの50年

PEANUTS誕生50周年を記念して出版された本。
年代ごとにわけられた代表的なコミックとシュルツ氏の丁寧な解説、また仕事場で撮影されたやさしい笑顔のシュルツ氏の写真も載っていて、ファンにとっては宝のような本です。


PEANUTSの成功により、偉大な名誉と莫大な富を得たシュルツ氏ですが、どんなに生活が豊かになっても驕ることのなかったシュルツ氏。
彼は50年間変わることなく、誰の手を借りることもなくコツコツと執筆活動を続けました。
その人物像は生真面目で、堅実で、やさしく、あたたかく、登場人物のキッズ達にこの上ない愛情を与えていました。

コミックではキッズ達が道路にいるシーンが見られません。
「チャーリー・ブラウンが車に轢かれるところなんて見たくない」
という、シュルツ氏のキッズ達に対する素直な愛情がその理由です。

生前は「スヌーピー・プレイス一番地」のスタジオで、彼の仕事を見学することができ、さらに話しかけることも許されていたといいます。

ぜひ、お会いしたかった。

彼が天国へ旅立ってからもう8年も経つ今でも、心からそう思います。

チャーリー・ブラウン、ライナス、ルーシー、ペパーミント・パティ、シュローダー…そしてスヌーピーを、計り知れないほどの愛情を持って描いていたスパーキーはもういない。
そう考えるだけで胸が痛み、何年経ってもその悲しみは消えることはないでしょう。


PEANUTSへの思い、シュルツ氏への畏敬の念はいくら書いても書き尽くせません。
もう、このへんにしときましょ。

最後に、「GOOD GRIEF !(やれやれ!)」が口癖だったスパーキー。
どんなにつまずいた時も「GOOD GRIEF !」と言って、肩の力を抜いて生きてきたいと思う今日このごろです。




オマケ:スヌーピーケータイで毎日しゃーわせ。

カラーはブラウンでございます。
予約から入手まで、かなり待たされました(2~3ヵ月?)。
先月ようやく手元に届いて、喜びもひとしおです。

keitai01
専用パネル&インナーシートは7種類!
パネルは毎日替えてます。

keitai02
インナーシートは何度も貼り替え可能らしい…
本当か?

keitai03
メニュー画面だってデコデコピンクハート

ありがとう、ソフトバンク!!
アンタ一筋でほんとよかったよ!





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Last updated  2008.02.12 00:22:23
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