野生化した白鳥と子供たち
此処は公園の横に池があります。其処には今は二羽の親鳥と6羽の雛鳥がいます。公園では子供たちが遊んでいます。ある日、その白鳥家族に餌をあげていると二人の小学生くらいの子供たちが珍しそうに見ていました。そして,ふと「こんな鳥に餌をあげたりしたことがない」とつぶやいていました。私は「にっこり」しながら、その子たちに今あげている餌を「食べさせてみる?」といいながら少し分けてあげました。「ありがとう!」と,いいながらうれしそうに池の柵の近くによってきている六羽の雛たちにあげ始めました。はじめは警戒していた白鳥たちも次第になれてきて尾羽を振りながら嬉しそうに食べ始めました。終わると、楽しそうにキラキラ目を輝かせながら「おじさんどうもありがとうございました」。と礼儀正しく挨拶して、公園の方へ駆け去っていきました。このような家庭のご両親の姿が何となく”ほのぼの”と脳裏に浮かんできました。きっと、ほほえましい家族関係が築かれているのでしょうね。”最近の子供は!”と、よく言いますが、現実には大半の子供たちは健全に育っていることを確認して妙にすがすがしい気持ちになりました。同時に、我が国の未来に対する不安が少し和らぐのを感じた一日でした。