インフレ率(コアコアCPI)のマイナス幅が拡大しました。食料(酒類除く)及びエネルギーを除く総合消費者物価指数ですが、間接的にエネルギー価格高騰の影響は受けるはずです。というわけで、コアコアCPIも若干、上向くのではないかと思っていましたが、逆でした。
【日本のインフレ率の推移(対前年比%)】
http://mtdata.jp/data_78.html#InfDec21
12月のコアコアCPIは、対前年比で▲1.3%。11月からマイナス幅を拡大。
反対側で、予想通りエネルギー価格の影響でCPI、コアCPIは上昇傾向が続いている。
典型的な、コストプッシュ型インフレです。
コストプッシュ型インフレは、
「所得が増えない状況で、物価が上がる」
ため、実質賃金切り下げ要因であり、デフレ(総需要不足)促進になります。何しろ、実質賃金が下がった国民は、消費、投資を減らします、。
それに対し、我々が求めているデマンドプル型(需要牽引型)インフレは、「総需要>供給能力」の継続による物価上昇です。
そして、総需要=総所得(GDP三面等価の原則により)であるため、デマンドプル型インフレは国民の所得を増やします。
未だに、デマンドプル型インフレと、コストプッシュ型インフレの違いすら分からない連中が少なくないようで、困ったものです。そんなに、
「日本国民の所得を増やそう!」
という、我々の主張が気に入らないんですかね。
コストプッシュ型インフレを持ち出し、「すでにインフレだ。財政支出はいらない」と主張する人は、もしかしたら自分はお金持ち、勝者なのかも知れません。とはいえ、このまま日本のデフレが続き、デラシネの貧困が増えると、ジョーカーが跋扈する社会になります。
すると、
「俺は勝ち組。負けた奴は、自己責任」
と、勝ち誇っていた「運の良い日本国民」も、安全という需要が満たされなくなりますよ。貴方は大丈夫かも知れませんが、貴方の家族が危険な目に遭うかもしれません。
日本国民全体で所得を増やし、豊かになり、人々の心の余裕を取り戻し、ジョーカーの数を減らしていく方が良くありません?
記事タイトル: 「日本国民の所得を増やそう」が気に入らないの?
▼ブログの続きを見る
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12722607427.html?frm_src=favoritemail
=========================
インターネット・コンピュータランキング
=========================
ネットサービスランキング
=========================