改めて、日本は世界で唯一、国債償還ルールに基づき、「債務償還費」を一般会計歳出に計上し、予算抑制を続けているわけですが、
「債務償還費の財源」
が何なのかといえば、もちろん国債発行です。
【令和五年度一般会計歳出・歳入(億円)】
http://mtdata.jp/data_82.html#reiwa5
何しろ、一般会計歳入の31.1%が「公債金(国債)」なのです。
つまり、日本政府は国債発行で調達した日銀当座預金を、債務償還費として特別会計に移し、国債の償還に使っているわけです。(特別会計法第四十二条に基づく)
国債を発行し、国債を償還することを何と呼ぶでしょうか。もちろん「借り換え」です。
だからこそ、
「債務償還費を廃止し、初めから特別会計で借換債を発行すれば良い」
と、言っているわけです。すると、松野官房長官が、
「償還年数を延ばした場合、毎年度の債務償還費が減少する分、 一般会計の赤字公債は減るが、 その分、特別会計で発行している借り換え債が増えることから、全体としての国債発行額としては、変わることがない」
と、牽制してきたため、笑ってしまったわけです。
「特別会計の借換債が増える!」
って、いや、初めからそうしろと言っているんだが。
しかも、国債発行残高は日本においてさえ、増え続けている。
【日本国債種別発行残高(兆円)】
http://mtdata.jp/data_81.html#syubetsu
つまりは、「債務償還費を計上し、税金で国債を償還する」など、さすがの日本もやっていないのですよ。単に、借換債(による国債償還)を一般会計歳出に計上し、他の予算の圧迫を続けているというのが、国債60年償還ルールの正体です。
記事タイトル: 国債発行で国債を償還している「債務償還費」!?
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