講演で各地を回っていると、日本の「サプライロス型インフレ(供給能力の毀損によるインフレギャップ化)」が一気に深刻化しているのが分かります。
97年の橋本緊縮財政による経済のデフレ化。日本の総需要不足は延々と続くことになります。
需要、市場、仕事が不足し、日本の虎の子の供給能力は攻撃を受け続けます。さらに、反対側で規制の緩和が進み、競争が激化。
現場で働く生産者は過剰な競争にさらされ、賃金が下がっていく。
すると、業界から人材が流出し、新たな人材は流入せず、ひたすら供給能力が毀損。
結果的に、
「低賃金故に人手不足」
が進み、供給能力が細っていくタイミングで、何と「働き方改革」と称する残業規制。
凄い、供給能力が不足していくタイミングで、生産者に「働くな」とやってきたわけです。凄いよ、日本政府。ここまで何も考えていないとは。
『日本の物流とは ドライバー、2030年に3割減も
▼日本の物流
物流業界ではトラック運転手の人手不足が慢性化している。日本ロジスティクスシステム協会は、2015年に76万人いた貨物輸送のドライバーが30年には3割減ると試算する。少子化の影響で長距離輸送を中心に安定した事業運営が将来的に困難になるとの見方から、各社は賃上げなど待遇改善に向けた運賃の引き上げを進める。
政府は運転手不足が懸念される「2024年問題」に備えた緊急対策をまとめた。運転手らの代わりに荷物の積み下ろしができる自動フォークリフトや、無人で物流施設内を走行できる無人搬送車(AGV)の導入促進を盛り込んだ。複数の荷主による共同輸送などトラックの積載率を高めて必要な運転手を減らす取り組みも求められる。(後略)』
―――――――――――――――――続く――――――――――――――――――
記事タイトル: サプライロス型インフレからデマンドプル型に転換できるか?
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