日本の政治が、ますます意味不明な状況になってきました。
岸田総理が「岸田派解消」を宣言し、二階派、安倍派も派閥解消すると伝えられています。
ちょっと待て! 問題はそこではないでしょ。
以前から何度も書いていますが、民主制は最終的には多数決です。多数派にならなければ、望む政策は実現できないのです。
【権力のピラミッド】
我々日本国民(有権者)の権力は、精々が1億分の1に過ぎません。1億分の1が声を上げたところで、何も変わらない。
だからこそ、我々は「中間組織」に属し、議論し、主権を束ね、「自分たちが望む政治」を実現するための国会議員を選出しなければならない。
さらに、国会議員にしても、700人以上もいます。国会において、700分の1の声など、誤差のようなものです。
だからこそ、国会における「主権」が小さい議員たちが集い、政党をつくる。さらには、自民党の場合は400人近い国会議員がいる。
400分の1の自民党の国会議員の声もまた、誤差です。
だからこそ、自民党内で「政策を実現するための集団」である派閥を構成し、党内で多数派を造ることで政策を実現しようとする。
本来、派閥とは「政策集団」であり、「カネ」とも「人事」とも無関係なのです。もちろん、派閥のトップを「自分たちが求める政策」を実現するために「人事」を動かそうとするのは当然です。とはいえ、現実の自民党の派閥は、
「大臣や副大臣を推薦する圧力集団」
と化していた。
さらには、派閥のパーティに代表されるように、政治家が「カネ」を入手するためのツールにまで落ちぶれていた。
そこが問題なのです(パーティキックバックの裏金化は論外)。
―――――――――――――――――続く――――――――――――――――――
記事タイトル: 意味不明で意味明確な自民党の「派閥解消」
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