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2024.02.24
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カテゴリ:政治経済

出張講演(最近、増えている)や三橋経済塾の翌日は、身体がキツイですねえ。こういうときは、ボールルームダンスが有効でございますよ。


 昨日の講演では、財務省と「政治の現場」で戦っていらっしゃる方とお話ししたのですが、
「自民党の政治家が、積極財政派になったと思ったら、財務省のご説明にひっくり返されてしまう
 とのことでございました。


 というよりも、政治的な戦いの「場」が決まったと思ったら、財務省に先に政治家に対して「ご説明」されてしまうとのことでございます。まあ、スケジュールコントロールをしているのも財務省ですから、これが、現実です。


 それにしても、わたくし共は単に「貨幣の現実」を話しているにもかかわらず、なぜ自民党国会議員が「ひっくり返されて」しまうのでしょうか。以前は、このゲームは、
「オセロの駒をひっくり返せば、もう戻らない」
 と、甘いことを思っていたのですが、現実にはそんなことはないのです。


 例えば、自民党の西田昌司参議院議員、城内実衆議院議員、中村裕之衆議院議員、谷川とむ衆議院議員などは、もはや「ひっくり返る」ことはありません。というわけで、彼らの下には財務省のご説明は行きません。(行ったところで、ボコられるだけですので)


 問題は積極財政派でも緊縮財政派でもない「中立派」です。最も数が多い中立派は、状況や説明によって積極財政に傾いたり、緊縮財政に寄ったりします。


「要は、自分で考えていないだけじゃないか!」
 と、思われたでしょうし、その通りなのですが、それが多数派なのですよ。別に、自民党に限らず。


 というか、別に自民党議員に限らず、人間なんて、みんな「この程度」ですよ。他人に「真実を理解できる優秀さ」を求めてはなりません。貴方にも、わたくしにも、そんなものは無いよ。聖徳太子の、
「自分が聖人で、彼が必ず愚人ということもない。ともに凡人なのだ。」
 という言葉(十七条憲法から)を思い返して下さい。


 現実が↑こうなので、「なぜ、ひっくり返るのか?」を探り、それを潰す努力をすることが重要なのだと思います。


―――――――――――――――――続く――――――――――――――――――

記事タイトル: なぜ、自民党議員は「ひっくり返る」のか?

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Last updated  2024.02.25 10:09:15
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