財務省の官僚たちの嫌らしいところ、いやおぞましいところは、「美しい響きの言葉」を自分たちのレトリックに使用してくることです。
緊縮財政を財政「健全化」と呼ぶ。さらなる緊縮財政を財政「強靭化」と呼ぶ。
財政制度等審議会(会長・十倉雅和経団連会長)は、
「経済が力強さを取り戻しつつある今、諸課題に対応するために、財政を強じん化させることが強く求められている」
という提言をまとめました。
いや、マジで頭おかしいというか、おぞましい以外の表現が思い当たらない。
もちろん、財政を強靭化することを否定するものではない。ところが、彼らの言う強靭化とは、プライマリーバランス黒字化であり、財政収支の黒字化なのです。
挙句、地震を初めとする頻発する自然災害や、中東情勢の緊迫化などを踏まえ、有事に備えた「財政余力」を高める必要性があるとしています。
つまりは、非常時に備えて「カネを貯めておく」lことこそが財政強靭化であると主張しているのです。
無論、家計や企業ならば、「非常事態に備えてカネを貯めておく」のは当然です。とはいえ、政府は国債発行(=貨幣発行)により支出ができる。
非常事態が発生したならば、国債を発行し、支出すればいい。
もちろん、インフレ率の問題があります。非常事態が発生した。結果、政府が支出する。需要が拡大し、インフレギャップとなり、インフレ率が上昇していく。
ということは、供給能力が強靭であればあるほど、インフレ率が上昇しないため、財政拡大の余地が生まれる。
―――――――――――――――――続く――――――――――――――――――
記事タイトル: 財政強靭化って何だ?
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