先日の「積極財政を推進する地方議員連盟」の質問に対する野田、枝野の回答からも分かりますが、もはや日本では、
「国の借金で破綻する~っ!」
といった財政破綻レトリックは使えない状況になっています。
もちろん、国民の多くは「国の借金で~」をまだ信じているでしょうが、政治家はなかなか難しい。さすがに政治家は(野田・枝野とはいえ)「クニノシャッキンデハタンスル~ッ」とやるのは難しい時代になったのです。
自民党の国会議員にしても「緊縮派」と呼ばれるのは、「嫌」な時代に入った。
財務省は、もちろんそんな「空気」の動きは分かっていますから、
「国の借金で破綻はしないかも知れないが、これから【日銀が利上げしたから】金利ある世界に突入し、国債利払が膨張し、他の予算を圧迫する~っ!」
という路線に切り替えたわけです。
同時に、国債利払に着目させ、
「PB黒字化など甘い。これからは国債利払費が増えていくから、財政収支の黒字化を目指す必要がある」
と、25年度以降の財政目標をPBから財政収支に切り替えようとしています。
上記二つの目標を達成するために財務官僚が「編み出した」レトリックが、「金利ある世界」です。
いや、ちょとまて。元々、日本は金利ある世界だった。
国債金利(十年物)は、0.8%くらいの金利水準が続いていたぞ。金利は元々「あった」んだよ。
さらには、日銀は3月にマイナス金利政策を解除し、7月に0.25%に引き上げましたが、これは「国債金利」とは関係ないから。
――――――――――――――――――続く――――――――――――――――――
記事タイトル: 「国の借金」⇒「金利ある世界」
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