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カテゴリ:けんこう
齋藤孝氏の「身体感覚を取り戻す」にて、日本古来には腰・ハラの文化があったが、60年代安保以降その文化が断絶されてしまったと記述されています。
昔の日本人は腰が、ハラが据わっていたと言いますが、確かにどの写真を見ても下半身がしっかりしているのは分かります。写真美術館でも見た~! 日本の伝統文化にはその身体感覚が残っており、能や狂言、尺八、武道などの基本姿勢にはそれが見られます。が、こんな風に断絶されてしまったのはなぜ?と考えたときに論理がいっしょに継承されていないことにもあっさり捨て去られた理由があるのではないか?とも思う。目的がある動作には、それが受け継がれているが、日常生活の中では断絶されている。 幸田露伴が娘の文に、ひとつひとつ所作を教えたというくだりを見ているとその根拠は「美しさ」にあるわけだが、この美しさが深すぎて伝わりにくいかも~と感じた。いや、美しくてもいいんだが、この美しさを支える「身体」が作られることが即ち「身体を磨くこと」につながっていってたはずなのですが。 未だにトシをとりたくない~と思ったことは無い私ですが、身体を磨くという考え方が分かるとさらに、トシをとることは面白いのではないかと思う今日この頃であります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.18 00:30:45
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