パラリンピックと精神障害
いよいよパラリンピックが始まります。パラリンピックのマークには精神障害も入っていますが、競技のクラスには精神障害はないんですよね。確か。精神障害者だからやれる競技って確かにないかな。一応詠み人知らずが応援しているフットサルが精神障害者スポーツとしてやっているわけですが・・・。これがちょっとねえ。主催しているところはJリーグの某チーム。それはいい。企画したチームがあるのも仕方がない。でも全国大会と称してやっている割に、昨年、日本代表みたいな形でその企画した病院のチームでイタリア遠征に行ってきたことを報告している。大会の時に、そのうち代表チームを作ってイタリアに行こう!と言っていたはずなのに、なぜか企画した病院のチームで行くなんて・・・。しかもそのチームで行った理由が「海外に行くのに病気のことを管理できる状況にない=つまり調子が悪くなった時に主治医がいないのでは面倒が見れないから海外に他のチームの人を同行させることができない」というのです。これって何?そんなもん自分で管理できるようにしていくことが必要なんじゃないのか?ましてや一応医師がついていく形になっているにも関わらず、何の理由づけ?それって精神障害者は医師がいないと海外にも行ったらアカンということなんでしょうか?何とも情けない話になってしまいました。それでもこのイタリア遠征は確かにすごいことなんでしょう。いろんな学会にも出ているし・・・。でも裏を返せばそんな理由で他のチームの頑張ってきた人たちはアウトなんですって。そんなんやったら全国大会とか、いろいろ言わないでほしい。精神障害者スポーツとして確立しているともいえない。精神障害者がスポーツで海外で活躍できるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。まあ、日本だけが遅れているといういつものパターンかもしれませんが。