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鴉 karasu

■Karasu Novel Project #001■

『air』

No.2

今日は、古びた古書店に足を踏み入れた。
高い本棚に古びた本がびっしり詰まっていた。
開け放した窓から風が気持ちよく僕の髪を撫でた。
二回へ続く螺旋階段も、店の中央にビルのようにたたずんでいた。
字の読めない僕だけど、この本屋の雰囲気がとても落ち着いた。

「おや?子供とは珍しい」

いきなり話し掛けられてビックリした。
そこには白髪のおじいさんが杖をついて立っていた。
いや、けど僕に人が話し掛けてくるはずがない。
だから僕は、そっぽを向いた。

「どうした?道にでも迷ったのかい?」

え?
やっぱり・・・
このおじいさん、僕に話しかけて・・る?

「おじいさん?・・・もしかして・・僕に言ってるの!?」



No.1

僕には名前はない。
皆、僕を知っているのに、皆、僕を無視する。
皆は僕のことを自分だけしか見えて居ない存在だと決め付けて、誰も話しかけてもくれなかった。
僕はここに居るのに・・・。

今日も僕は街を歩く。
朝食がまだだからだ。
今日はハンバーガーにしようかな~、それとも・・・
朝は決まって、朝食を決めながら街を歩くのが日課になっている。
僕が品物をとっても、皆ダレも僕を責めない。
ただ、僕のほうを見て、自分だけにしか見えていないという優越感に浸っているだけなのだ。



■近状報告■

んとーここのスペースがら空きなので小説を書いていこうと思います。
日記はココからでも↑からでも。



■参加ゴト■

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