ぽるとがる日記

大学時代の友達がこのたび結婚することになった。

クラスの女子９名の中では、一番守ってあげたいタイプ。
切れる事無く彼氏が居て、クラスの女子の中では一番早く結婚すると思っていた。
でも実際は、紆余曲折あって一番最後、オオトリなのだ。
人生って分かんないものね。

結婚式には女子皆で集まって余興をするんだって。
バックに、学生時代の写真等をスライドで流すから、「私とアンソニーの写真も急いで送ってくれ」とのこと。
結婚式には参加出来ないので、喜んで写真を送る事にした。

だが、、、
いざ写真を撮ろうとすると、面倒くさいなーと。。。
だって化粧しなくちゃいけないでしょ？
普段、ほとんど化粧なんてしない生活だからね。
プールだって、買い物だってノーメーク。
化粧するのは日本人と会う時位。
出かける予定も無いのに、化粧するのは面倒くさいなー、って思っちゃったの。

あ、前に二人で撮った写真があるじゃん。あれ使おう！
「ダイエット前でお腹が出ている写真なので、みっともないから嫌だ」とアンソニー。

アンソニーはヒゲを剃り始めたではないか。
いつもの週末は無精髭のままなのに。。。
どうやら写真を撮るつもりらしい。
ほほ～、感心、感心。

仕方なく化粧をして、居間に行くとアンソニーが三脚を使ってカメラの位置を決めて、写真の構図を考えている所だった。
「その洋服で写真を撮るの？」と彼が困った顔で聞いて来た。
私が着ていたのはユニクロのフリース。
いつもの部屋着ですわ。

さすがにそれはいけない、と言われて着替えたわ。
アンソニーはすでに部屋着では無かった。
偉いなあ。

そうだ！赤ワインを開けて、「おめでとうムード」を醸し出そう！
と言う事で、昼からワインを開けちゃった。うい～。

出来上がった写真を見ると、ワインを持つ手が、、、
アンソニーはグラスの脚部分にそっと手を添える感じ。
私は脚を握ったまま。。。
「全然、エレガントじゃないね。」とアンソニー。
く、くっそ～。

日本の友達に写真を送ったら「アンソニー、すごく痩せたね」と返事が来た。
そう言えば、アンソニーったら体を少し斜めにして、以前よりお腹が凹んだのを強調する様な感じで写真に収まっている。
すべて考えられた行動だった訳ね。
なんだか悔しいなあ。

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