BARで描く絵日記

　平日だというのに、大宮で研究会があって、そのあと飲んできました。電車の中では、意外とシラフな気分だったので、もうちょっと飲みたいなあと思い、パナセに寄りました。

　フレッシュグレナディンのジャックローズのあと、オールドフィッツジェラルドを飲んでいたのですが、ふとペンを持つ自分の手がほんのりグレナディン色に染まっているのに気づきました。

　気づいた途端、急速に酔いが回ります。

　飲みなおしだったせいや、帰ってきた安心感や睡眠不足のせいもあったかもしれません。明日もあるからそろそろ帰ろ。

　弱からず強からずの優しい雨の中、帰路に着きました。

　うちの前の小さな路地を歩いていたら、いつの間にか３月に歩いた先斗町にテレポートしてました。雨の降る月の見えない暗い夜は、現実と非現実の境界があやふやになり易いのか。

　玄関を開ければ、潤がお迎えに来てくれて、一瞬正気に戻ります。

　でも・・・

　耳のうしろを撫でながらただいまのキッスをしていると、犬とヒト、雄と雄、そんな障壁が再びぼやけてきます。

　時空を超え、種族を超え、性を超える。

　ここに酩酊の怖さと魅力があるのだな。

　ジャケットを脱ぎ、ワイシャツを脱ぎ、パンツをおろし、冷めた風呂につかり、最後まで羽織っていたダビドフの香りにも別れを告げます。夢の中で、もう一度時空を超えたい。

　明日はセレブリチックな気分で、リッツカールトンで開催されるマッカランの宣伝イベントに参加する予定です。帰ってきたら、またメルトダウンで更新しちゃうかもなあ。

　そろそろ、おやすみ・・・Ｚｚｚ・・・