|
カテゴリ:BARナンセンス
おまたせしました。久しぶりの更新は、BAR「ナンセンス」シリーズ!
BARでステキな女性を見かけると、ついお知り合いになってみたいと思うものです。その方面はhiko様の得意とするところでありますが、人間は失敗を繰り返して成長していく生き物でありますから、「正しいBARの使い方」を学んだら実践してみなくちゃいけません。 おや、ちょうど隣に美しい白猫さんがいらっしゃるではないですか。パグデ・ジュン君、がんばって。
パグデ 「えー・・・もし良かったらもう一杯ごちそうさせてください」 白猫さん「あら、ありがとう、いただくわ」 パグデ 「じゃあ、メーテンダーさん、同じものをもう一杯彼女に」 メーテン「承知しメェした」 ぎょっ、ふと見れば、白猫さんが飲んでいたワインはもう空っぽ。ってことはもう一杯ってもう一本開けるってこと?気が付いたときは後のまつりです。 メーテン「では、こちらです」
同じ店に来ているからと言って、同じ金銭感覚とは限りません。 意気消沈しているところに、どーんと出現したのはCABA子さんです。
パグデ 「(おそるおそる)一杯お好きなものを差し上げたいのですが・・・」 CABA嬢「まあ、うれしいわ、ぜひいただくわ」 パグデ 「じゃあ、メーテンダーさん、彼女のご希望のものを一杯」 メーテン「はい、承知しメェした」
CABAさんの一杯って、樽一個かよっ。ありえねー、ありえねー。 CABA嬢「あなたも一杯飲む?」 パグデ 「(ぶるん、ぶるん)」 同じBARに来る客だからといって、酒量はひとそれぞれ違います。 今夜のパグデ君はジゴロになれそうもないね。あきらめてそろそろ帰ろうかと思っている矢先に、もう一人ご来店し、潔く延長。派手な服装のバーディちゃんには、先日一杯ごちそうして楽しい夜を過ごしたのでした。ようやく運が向いてきたみたい。
バーディ「この間はありがとう、今夜は私から一杯差し上げたいわ」 パグデ 「バーディちゃん、ありがとう、君のお薦めを頼むよ」 バーディ「メーテンさん、野生的な彼に私のお気に入りテキーラを」 メーテン「メェ、承知しメェした」 残り少なくなったテキーラの瓶を逆さにすると、ぼちゃんって音がした?
ぎゃっ、虫だ、芋虫だー。パグデは芋虫が苦手なのです。庭でさんざん痛い目にあってるからね。 でもせっかくバーディちゃんからいただいた一杯なので、噛まずにゴックン。テキーラ一気で昇天です。 同じBARでよく会うと言っても、酒の好みが同じとは限りません。 あら、もう閉店ですか。すっかり落ち込んでしまったパグデ君を、メーテンダーさんが無表情に励ましてくれました。
ああ、ジゴロへの道のりは遠く険しい・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[BARナンセンス] カテゴリの最新記事
|