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カテゴリ:我が心はウィスキーにあり
次に何を飲もうかと、バックバーを物色する。 レダイグが、ディーンストンの右隣にそっと座っている。あれ、いつからそこにあったのだろう。思い出そうとしても思い出せない。何事も、見ようと思わなければ見えないのだな。 オフィシャルのレダイグを飲むのは何年かぶり。昔、モルトにはまり始めたころは、レダイグのピートが気づけなかったが、今はどうだろう。
レモングラスのような不思議な甘酸っぱさと、おこげのような香ばしいピートがある。なんとなくエスニックなモルトだ。あの当時はピートといえばアイラのピーティーさしか理解できなかったが、今ならわかる。 昔はわからなかったのに、今ならわかるということっていろいろあるな。 わかる? んっ?本当にわかっているのか。 今わかると思っているのは真実が理解できるということではなくて、たぶん今の自分がそう解釈するということに過ぎない。あのときの解釈や選択はあれはあれでよかったのかもしれない。今の解釈や選択が良いのか悪いのかわからない。世の中にたったひとつの真実なんてないのだから。 今度来たときは、隣のディーンストンとその隣のダルウィニーを飲んでみよう。右隣にあったのはなんだったかな。見えていなかったみたいだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月31日 16時44分27秒
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