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カテゴリ:我が心はウィスキーにあり
1本2000円で買えるウィスキーはたくさんあるから、1杯2000円もするウィスキーを飲むのは躊躇する。それでも飲まずにいられなくなるときがある。 どんなとき? 特別なときではなく、ふと飲まずにはいられないとき、それしか言いようがない。
Founder's Reserveのスプリングバンク16年、黒ラベル。 しゅわっとソーダの触感とシトラス、焼きみかん、ソルティドッグの塩、じりじりと続く鼻垂れ焼酎に紹興酒を交えた余韻、のどの奥からバックドラフトする硝煙。うっとりする。 甘さと辛さのバランスが大根おろしのようだった。 大根おろしは、ときどきバーボンにも感じる。ウィスキーに共通の成分なのかな。 もったいないから、飲み干したあとも乾いたグラスの底を嗅ぎ、次はいかがしますか、というバーテンダーの催促にいらだちながらチェイサーの水を少し垂らして、ゆっくりと内面をすすいで最後の一滴までなめとる。See you again・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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