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カテゴリ:メルトダウン
新しい靴を買いました。
外側のくるぶしの1/4くらいがへりにあたって痛かったのですが、ほろ酔いでとぼとぼ歩いて帰るときには、いつしか治りかけのアフタのような甘酸っぱさに変化していました。 帰り道、 Xenakisのギスギスした音を聞きながら歩きました。苛立ちの中に紛れ込む親近感をみいだしつつ。 我慢していた尿意を解放して、 暗い廊下に向かう扉を開けたら、足元に潤がすわってました。 しわの間の生臭さも、彼独自の個性なのです。彼は現実に生きているのか夢の中で生きているのか、僕には判断しかねます。彼にとっては現実の痛みと夢の心地よさとの間にさしたる違いはないのかもしれない。 どうなのだろう。聞いても答えてくれないし。 鋭いアフタの痛みも、時間がたてば恋のように甘酸っぱいレモン汁に変わる。 徹底的なリアルな痛みを感じ続けて生きていきたいと思うのに、現実は角が溶けた冬瓜のように水っぽくておいしい。かと思えば、ししとうの中の当たりの辛さに直面するときもある。 団鬼六の気持ちを推測する夜です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月25日 00時00分08秒
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