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カテゴリ:ピカピカげーじゅちゅ論
世界は3次元の立体でできている。人間がそれを見るとき、入力された3次元情報は網膜というスクリーンでいったん2次元情報に変換され、そのあと脳内で経験や予測という不可思議な回路を利用して再び3次元へ変換されるのだそうだ。
その2次元から3次元への変換過程で、錯覚という現象が生ずるのだという。 僕が酒瓶を見るとき、一瞬にして円筒という形やなんとガラスの質感までも認識することができる。 絵を描くというのは、3次元を網膜で2次元にし、それを脳が3次元に戻し、それをさらに2次元に変換するという作業なのである。 さらに、2次元の絵を見るときにも脳は3次元的に見たがるので、3次元像にマッチしないとそれを敏感に察知し、違和感を感じるのであろう。 違和感は、下手くそっという感覚になるかもしれないし、味わいという感覚になるかもしれない。一種の錯覚である。 3D映画って、2次元のくせに、さらに脳の3次元変換にある係数をかけて増幅したようなものなのであろうか。 そういえば、LSDをやると、カウンターの木の節から小人が湧いてきたりするらしい。これも脳が2次元に飽き足らないせいなのかもしれない。 絵を描くにあたって、それが何かのヒントになりそうなならなさそうな・・・思考が形になりそうなならなそうな・・・. 2次元の水面から「ダマ」みたいのができる古事記の最初の気分。 上の絵は、Third Railというラムベースのおとなしいカクテルです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月22日 00時25分46秒
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