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カテゴリ:ピカピカげーじゅちゅ論
遅ればせながら、4月の東フィルの感想を書いておきます。
指揮者は広上淳一、ピアノはなんとか三勇士っていう若者。 モーツァルトの短いシンフォニー ショパンのピアノコンチェルトN0.1 シューマンのシンフォニーN0.4「ライン」 指揮者のダンスに目を見張りました。踊るは、踊るは、踊るポンポコリン。演歌の握りこぶしかと思うとフォークダンスであったり、能や歌舞伎であったり、ビオラのシャーマン須田ッチの存在がかすむほどの踊りっぷりでした。 変です、彼は。 定期会員の年間シートを、2階席から1階S席に替えたので、ソリストの様子がよく見えるようになったのはうれしかったです。若者のピアノはなーんか、落ち着いて聞けないというか、僕のショパンのコンチェルトのイメージと何かが違うというか、つまらないというか・・・、個人的には物足りなさを感じました。 値段相応ってことでしょうかね。値段を越えた感動っ!!ってものを求めてしまうと、相応のときに不満を感じてしまうのかもしれません。 僕もずいぶん贅沢野郎になったものです。 コストパフォーマンスでは、最近買ったモルトがけっこう良かったです。 シグナトリーヴィンテージのモートラック18年とボウモア19年。2本合わせてで一万円しません。味わいは、その年数ほどの熟成感はないのですが、香り重視でドライで自分好みです。 加水して46%に調整しているようです。 モートラックは華やかでちょっと人工的な癖のある甘い香りがしてバービー人形的です。 ボウモアは過激なピート。でも、ニシンとかハタハタとかの燻製やちょっと炒り過ぎたマメの香ばしさがツボにはまります。 その絵は描いてないので、代りにJazz Bar Lewisにあるシグナトリービンテージのラフロイグを載せておきます。これも同じような手ごろなシリーズだと思われるのですが、ドライというかフィニッシュ短めの爽やかさがステキです。 そういえば、この間ジャズライブに行った時、ジャズってスケッチと同じだ、と思いました。同じ曲を演奏していても、ミュージシャンによって、同じミュージシャンでもその日その夜によって様々な音色や曲想となるように、もちろん絵(素描)だって同じものを描くことはできない。 なるほどなあ、酒の神と芸術の神が一緒なわけだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月05日 22時54分52秒
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