BARで描く絵日記

　広島に行ってきました。広島は初めてです。とても充実した旅行・・・じゃなくて出張でした。書きたいことは山ほどあって、どこから書いていけばいいのか迷います。

　寝台特急サンライズ出雲
　広島の市電と街の印象
　広島城
　うまいもん
　宮島
　原爆ドーム
　広島の夜（バー・ホッピング）・・・

　最も印象に残ったものから始めるとすれば、やはり広島バー・ホッピングってことになるかな。

　寝台特急はワクワクして眠れなかったし、そのあと宮島の御山（みせん）への登山などしてかなり疲労していたのですが、ドーミーイン広島に着いて大浴場で筋肉をほぐしたあと、このまま寝てしまいたい誘惑を必死で振り切り繁華街へと出かけたのでした。

　広島の繁華街には、風俗無料案内所が乱立しています。それは無視して、まず向かったのは「BAR BROWN」です。うらんかんろさんが推薦してましたし、僕が使っているシェイバーもブラウンですから、なんとなく名前に親近感も湧いて。

　胡（えびす）通りというアーケード街です。店は地下ですが、地上の階段入口に看板やお勧めメニューのボードが置いてあって、すぐに見つかりました。

　バーテンダーもきさくだし、お客も老若男女様々で、フレンドリーな店でした。かといって、いいかげんなわけではなく、仕事はきっちりしててクラシカルです。BAR巡りの出発点としては最高の選択でした。

　まずは、ザクロのソルティってのをいただきます。

　　　

　甘酸っぱさと塩味が微妙な不思議さ。飲んでいるうちに、治りかけのアフタを噛むようなせつなさ。筋肉中に蓄積した乳酸が溶かされていきます。

　半分ほど飲んで絵を描き始めたら、バーテンダーがすぐに食いついてきました。会話のきっかけとして、スケッチブックはとても便利です。

　モルトの品揃えもボトラーズを含めて多彩だったので、個性的なボトラーズのモルトを選んでもらいました。

　　　

　キングスバリーのハイランドパーク1989、がっつりシェリー樽熟で、ウィスキーというよりもそのままアモンティリャードを飲んでるようでした。

　BAR巡りの常習行為として、おすすめBARを推薦してもらいます。

「ウィスキーがお好きだったら、GS BARがいいかもしれませんねえ、歩いて行ける距離だし」

　このあたりにありますからあ、と持っていた地図に印をつけてもらいました。会計は明細なしですが、チャージなしサービス料なし3000円ちょい。ザクロソルティが1000円くらい、ハイランドパークが2000円くらいと思われて、安心なお値段でした。
　
　GS BARを目指して、さらに猥雑とした路地に分け入ります。

　　　続く・・・。