『超説!日本昔話 きんたろう・・・・?』
むかし むかしの話 ひとりの男が となり村への 使いの帰りに 事件は 起こりました ガサガサッ! 草をかき分け おおきな熊が あらわれたのです しかし 特に あわてる様子もない この男 『探したぞっ きんたろう~ お前と 戦って 負けて以来 森中の 笑いものに なっちまった・・・ 今度は 負けんぞ いざっ 勝負だ!』 いうやいなや 熊は 男につかみかかり あっさりと 投げ捨てました 『やった・・・やったぞ! ついに きんたろうに 勝った! これで 俺様は 森一番の王者だ!』 熊は 勝ちどきをあげ 森の中へ帰っていきました 痛む身体を いたわりながら 男は 深いため息を つくと ヨロヨロと 立ち上がり ふたたび 歩きはじめた その時 『おいっ やっと見つけたぞ! お前がニセきんたろうだなっ! おいらの 名前を 勝手にかたって 勝負しては 負け続け 不敗神話に 傷つけやがって 懲らしめてやる」 なんと あらわれたのは 多くの動物たちを 子分に 従えた きんたろう! 勢いよく 男に つかみかかり 身体を絞めあげます 『いいか このインチキ野郎 嘘をつくと こうなるんだ わかったか この大嘘つきめ!』 すると この男 『俺は ぎんたろう だ! 勝手に みんな 間違いやがって! モウイヤダッ イイカゲンニシロ!!!!』 キレて 発狂した ぎんたろう その勢いは すさまじいものでした 逆に きんたろうを 絞めあげてしまったのです 『ごっ ごめんね・・・ 嘘をついていると・・・ 思ったんで・・・ゆっ ゆるしてください・・・ わたしの 負けです・・・・』 それを見ていた 子分の動物たちが 口を揃えて 『森一番の 王者は ぎんたろうさんだ・・・』 ニセ者はどっち?! ~ おわり ~ 無断で転載、引用を禁じます