カテゴリ:心室中隔欠損症
うちのみきちゃんは先天性心疾患の中でも「手術すればほぼ健康体になる」部類の病気です。
このまま順調にいけば、将来的にはマラソンだって水泳だってできるようになるそうです。 これまでのみきちゃんの経過は私にとっても本人にとっても辛いものでしたが、入院するともっともっと厳しい現実がありました。 詳しくは話せませんが、とても複雑な心疾患ですでに4回も手術を受けているお子さんがいらっしゃいました。みきちゃんが手術を受けるちょうど一週間前にその4回目の手術を受けました。でも、決して「良い」と言える状態ではなく、再手術が必要で、しかもそれでうまくいこうがいくまいが、それが「最後」の手術になるんだそうです。 お母さんはとても前向きな方で、そのお子さんの出産したときから今までの状況を私に色んなことを話してくれました。お母さんも先生もほんとに必死で一生懸命考えているのですが、 そのお子さんにできるのは今が精一杯なんだそうです。 心臓病にしても、なんの病気にしても、慢性疾患を抱えた子ども達は辛い辛い治療に耐え、一日一日を必死に生きています。痛い注射も、苦い薬も、飲みたいジュースやミルクを我慢して(心臓に負担をかけない為の水分制限)頑張っています。 それでも、今の現代最新医療を用いてもどうすることもできない現実があるのです。 残念ながら私には何もできません。 ただ、「元気になって」と祈ることぐらいしかできないのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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遅ればせながらみきちゃんの退院おめでとうございます。
よけいなお世話ながらずっと気にしていたので、経過も順調とのことで安心しました。 私も次男を通して今まで以上に病気や障害をもってがんばっている子供たちとその親御さんと出会う機会が増えました。 そしていつも感じるのは医学の限界・・・ですね。 進歩している進歩しているといっても限界はあるのだなと若干のむなしさを感じます。 そして私も現在の医学では完全になお治すことのできない病気を持つ子供の親としてなんだかんだと奮闘しておりますよ。 記事中の前向きなお母さん・・・そこにたどり着くまではきっと、いや今もたぶんたくさんの不安や葛藤があったんだろうなと胸が熱くなりました。 (2008年03月18日 19時13分11秒)
いちすけ3102さん
よけいだなんてめっそうもない。 ありがとうございます。 入院する前日にテレビで小児癌と闘う親子のドキュメント番組を偶然見ました。 がん治療というのは「自分を苛め抜く治療」なんだそうですね(番組)。でも、小児癌は進行が早く治療が難しいんだそうです。 それを見た後、それに似た状況を目の当たりにしました。 私にできることはただ願う、祈ることしかないのですが、そのことをずっと胸に歩んでいこうと思っています。 (2008年03月18日 19時25分18秒) |
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