5月3日、父が亡くなりました。
死因は誤嚥性肺炎でした。
IVHポート埋め込みの手術後、父が無意識にかきむしり
出血してしまいました。
そのため、雑菌が入り肺炎を起こしました。
せっかく手術したのに無駄足となり、結局IVHをはずし
点滴は手の甲からという方法に逆戻りになりました。
一応、熱が下がり肺炎は治まったものの、相変わらず
食事拒否が続き、またもや誤嚥性肺炎になってしまいました。
5月2日、主治医から妹(三女)に連絡が入りました。
呼吸困難に陥っているため、気管切開をして気道確保の
必要性があります。
そこで、この手術を承諾するか、否かのご返事をいただき
たいのですが、万が一、心肺停止状態になった時
蘇生などの延命措置を望まれますか
と、緊迫した内容で、妹はかなり迷ったうえで、蘇生を拒否しました。
これ以上、父の苦しむ姿は耐えられないし、老齢なのでと
理由を述べると、
妹さんだけのご意見ではなく、お母さんやお姉さん達に
ご相談なさってから、ご返事をいただきたい。
と言われ、妹は
きっと、姉たちも同じ意見だと思いますが、相談してみます。
と答え、アタシ達に電話の内容を伝えました。
で、アタシも次女も、三女と同じ考えだと返事しました。
5月3日、父の容体が急変し、至急ご家族を呼んでくださいと
病院から連絡が入りました。
手術する間もなく、危篤状態に陥ってしまったのです。
なんとか父の意識が戻ったのは、午前11時半頃でした。
何度も痰を吸引し、呼吸も落ち着いてきたので、三女がやり残した
家事を片づけるために出直すと言って、一旦帰りました。
その間、アタシと、帝王、母、次女、次女の子供たちは
院内のレストランで昼食をとりに出かけました。
病室に戻ると、まもなく三女が長男と共にやってきました。
父の小康状態を確認してから、今度は次女と母が帰りました。
ところが午後2時過ぎ、またもや父の容体が悪化し
急遽、次女達を呼び戻すために、携帯に連絡を入れ
婆ちゃんが来るから、頑張って
と何度も声をかけたのに
母と次女達の到着を待たず、父は逝ってしまいました。
5月3日 午後2時56分でした。
5月6日は、父と母の結婚記念日だったのに・・・