こ、声が出～へん！！

2011.12.28

テーマ：耳鼻咽喉科(73)

カテゴリ：姫語録～娘の話

今年は春から色々あって、ゴタついてました。

６月初め、姫から

メールが来ました。

おかぁ、声が出ぇ～へん

　　病院に予約の電話してくれる

昨年から姫はノドの調子が悪く、修学旅行や遠足の

仕事が続いたせいで、とうとう仕事中に

声が出なくなってしまったのです。

振り絞るように、必死に声を出しても

相撲力士みたいなかすれ声になってしまい

聞き取りにくい状態になってしまったのです。

職業病です。

以前、姫の先輩も喉にポリープができ、色々調べて

見つけたのが、京都にある 一色クリニック だそうで

姫もそこへ診察に行ってました。

ところが６月から、肝心の一色ドクターの診療は

寝屋川市内にある　小松病院　に移動し

一色クリニック では受診できなくなってしまいました。

ソッコー、小松病院に予約の電話を入れ、姫の運転で

寝屋川まで２人で行ってきました。

これまでは、　声帯結節　という症状だったのですが

大きなポリープができ、炎症を起こしていると診断され

炎症が治まらないと、治療ができないので

とりあえず、仕事を控えて声を出さないようにし

炎症が治まるまで待ちましょうと言われました。

一色ドクターという方は、音声外科手術の世界的に著名な方で

年齢は８０歳以上と思われる、おじいちゃんです。

彼の功績の一例が、2009年7月にＴＶ放送された

「奇跡体験！アンビリバボー」 です。

”アジアのオペラ史上最高のテノール”と称される

ベー・チェチョル さんは、声を失い、オペラ歌手の道を

断念せざるを得なかったのですが、一色ドクターのお陰で

声を取り戻したのです。

一色ドクターの治療法は、ポリープでもまた画期的な方法で

患部に直接　注射を打つというスゴワザなんです。

この注射ができる設備を備えた病院は、愛知県内には無く

先輩は、この注射治療でポリープが治ったそうです。

診断書を所長に提出し、今後の仕事について相談すると

ガイドの仕事は一時、保留にし、夏休みまでの間

養護学校のスクールバスの送迎をやることになりました。

夏休みに入り、送迎の仕事も無くなった頃、少し声が

出るようになりましたが、相変わらずかすれ声です。

小松病院に注射の予約を入れ、姫は一人で

寝屋川に向かいました　