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関東では台風が近づいていて 朝から雨が降っています
夕方からはもっと強くなる様子 私は雨が好きなのでこういう天気はかなりお好みなのですが こういう時一番ピンチなのが 今開催中の古書市です 都内神保町といえば古書街のメッカ←カタカナで書くと心なしかイスラムのニオイが… そこで27日から11月3日まで古書のお祭りをしています 大通りに沿って軒を連ねる古書店はもちろん 店先にも沢山在庫?を放出したり(外置きの本はかなり廉価ですがレア物もあったりします) 神保町に店を構えていない店も 歩道や書店の軒下を借りたり あれやこれやでいつも以上に本だらけです 私は古書ならなんでもいい訳ではなく 好きなジャンルがあります あまり日本で発行されないアートの洋書(つまり海外のアーティストが日本で発表していない)や 鉱石を扱う学会誌などです 上記のジャンルは新書でも需要がないので古書だのみです そういうのを収集し 亡くなった後で放出されるという美術品なみのお下がりを 辛抱強く探します なわけで まだ雨の降っていない とある日に出向いてみたのですが なんだかもう 凄い人と本です 平均年齢といったら 55才位でしょうか 古書店は東西に走る大通りの南側に集中しています 大切な本が日に焼けないようにということを聞いたことがあります その古書店の軒を覗いてみたり出店の棚を冷やかしてみたり 店ごとに扱うジャンルに違いがあるので みたい所はゆっくりと 結局人と本に酔って ある喫茶店でぐったりお茶にしました 距離はそんなにないのですが道路の片側とはいえ 一本奥にも古書店はあるので 縦横無尽に迷路を歩くようです 結局何ひとつ手に入れることなく駅方面へ歩んで行った時 古書店街からぽつんと離れてめずらしく南向きの本やさんがあるのを見つけました 店先に廉価本を並べることもなく 店内には灯りがともっているばかり 窓から見えるのは山積みの本ばかりで店主の姿は見えません 青に縁取られたガラス扉を引いておそるおそる入ります 静かに音楽が流れ 棚にはおろか棚下 通路の端にまで積まれた本はなんと洋書・洋書・洋書! うわぁ コレだよ 私が見たかったのは ジャンルもアートはもちろん銃にナイフ、自動車、地図、建築、…山積み過ぎて 見た限りでは網羅できません 「お探ししましょうか?」の声にものすごくびっくりしてみると本のトンネルの向こうにご主人の姿が 冷やかしではないけどゆっくり見たかったので丁重にお断りし 洋書の海に潜りました はぁ~極楽 すごくいい気分です ご主人のようにずっとここにいられたらどんなにいいか 結局そこでその日一番長い時間を過ごして店をあとにしました 相変わらず何も買わなかったけど とてもいい場所を見つけて気分上々です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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