恋愛のはじまり
ピアスの写真 上手く撮れるまでいましばしのご猶予を~**************************恋愛のはじまる時期というのは大真面目の本人達を除いて周りから見ると かなりこっけいなものです私も周りの人にこんなふうに見られてたのかしらと思うとかなり照れくさく でもちょっぴり幸せなそのときの気分を思い出します先日女同士2人で夜の食事をしていたときのことその日はお店も繁盛でかなりのテーブルが埋まっていました次に通されるお客が2名様ならおそらく私たちの隣に座らされるはずです空いているのをいい事に楽しく飲み食いしていた私たち”こちらでございます”の声に隣を見るとカップルですこういった軽~い個室っぽいお店にはありがちです一通り食べ物を頼んだらしい隣が最初に言った言葉にえ?とびっくりしてから うちらの悶絶タイムははじまったのです”あー どうも初めまして””こちらこそ初めまして”これはもしや恋愛の始まるかどうかの一番どきどきしちゃう駆け引きタイム!どうやら職場の新人女子を上司が連れてきたようですかつ、女子ユリは25,6 上司サトシは34,5といった見た目ですかつかつ、サトシはこのユリがすっごい好きであるのがこっちが恥づかしくなるくらいわかりますかなしいことにユリはそうでもないのがこれまたこっちにはわかるのですが…涙ユリは聞き上手なのか ふんふんと上手く聞き手に回っていますがサトシはそんなユリを尻目に最初からヒートアップして話しまくっていますサトシ!女子を話させなくてどーすんのよあんたの信念やら経歴やら結婚観やら!!←これにはちょっとおどろいたユリの心の中で”コレはナイな…”という声がこっちにまで聞こえてくるようですお互いの名をなんと呼ぶかも こういった席にはありがちでサトシは早速「ユリちゃんでいい?」と先手を打ちえぇ…はい といっているユリちゃんにはお構いなく「オレはねぇ サトシはもう言われてるから~サーちゃん!」←もはや独走 ーー;後々自分だけしかユリちゃんと呼んでない事にサトシは気づくのだろうか…ちなみにユリは自分達の隣席が耳ダンボ2名だということに全く気づいていますそしてサトシは隣どころかユリちゃんの様子にすら全く気づいていないのですあぁ 痛々しい…それからもえんえんサトシの”どんだけオレはすごいのか演説”は続きユリはかいがいしく相槌を打ちつつも だんだんお手洗いに立つ回数が増えています私達といえば目が合うと吹き出してしまいそうになるのでお互いあっちとこっちを見ながらの それは苦しい悶絶ディナーでしたカップルを後にお会計を済ませた私達じっと押し黙ったままお店の玄関を出たとたんおなかがよじれるほど笑ったのでしたすまん!サトシ その態度書かずにはおれなかった!!