やわらかな陽射しの中で

先日ホタル鑑賞と波紋音の演奏会が行われた
古民家の蔵では
チョーク絵が展示されておりました。









このチョーク絵は
地元の教員が
学校の廊下の長い黒板に
いたずら気分で
朝顔の絵を描いたところ、
その絵をじっと見ている
中学生が何人かいて、

もしかしたら、
こんな絵でも生徒たちに贈る
メッセージになるかもしれない。

という思いをきっかけに
描き始めたそうです。

描いては消し、描いては消し・・・

１０年後、黒板の絵を
カメラで撮ってくれる人が現れて、
生き残った絵が
手元にたまってきました。

チョークという
限られた色数で、
強弱を表現するのも
難しいことだと思いますが、
展示されていた絵からは
力強さ、はかなさ・・・
本当に季節の風が
感じられました。


今の教育現場に
このような暖かさが
あったらなあ・・・


作品のポスターが並べられているテーブルに
何やら白い紙が置いてあり、
氏名・住所・電話番後を記入して
箱に入れておきました。


一昨日、一本の電話。
「ご当選おめでとうございます！
一等が当たりました。
記載の住所にお送りしますので、
楽しみにお待ちください。」


わ～い(*´∀｀*)

一等ですよ！
大きな黒板だったらどうしましょ。
どこに飾ろうかな～♪


そして、荷物が届きました。
ち、小さい・・・軽い・・・

でもね、
そっと包みを開けると、
淡い紫のリンドウの絵が。
残念ながら黒板の現物ではなく、
ポスターでしたが、
ふわっと優しい気持ちになりました。



絵と共に書かれていた
メッセージは

山の空気をラッピング
青空に伸びする秋の少女


ギラギラ太陽が大人しくなって、
少し心地よい風を感じるようになった頃、
リビングの窓辺に飾りましょう。