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カテゴリ:生活
もう以前に読んだ本なのですけどね、 最近もう一度手にとって読みました。 一度読んでしまった本を 再び読み返すのは20冊に1冊ぐらいの割合かなぁ。 この本は馴染みのある風景が 描かれているので よけいに身近に感じたのかもしれません。 「お城と象がセット」の 小田原城址公園は おじいちゃんと一緒に よく訪れた場所ですし、 「守屋のあんぱん」も小さい頃から 慣れ親しんだ味です。 地元でなくても、 ゆったりと時間が流れるような、 そして時々クスッと 笑ってしまうような文体は癒し系で、 読後はほんわかとするのではないかな? 最後に収録されている 『ハミングライフ』もお気に入りです。 最近の事はすぐに忘れてしまうのですけど、 小さい頃の事はよく覚えています。 例えば、 *寝ている時に 天井で回っていたメリー(?)を 見つめていた。(0歳時) *向かいの家の外階段の色が 鮮やかな朱色でちょっと怖かった(1歳時) *奈良の鹿さんに鹿煎餅をあげようとしたら 鹿がたくさん寄ってきて恐ろしかった(1歳時) *小田原城址公園には 梅子と花子という二頭の象さんがいた(2~3歳時) などなど 。 。 。 私の両親は 「そんな赤ん坊の頃の事なんか 覚えているはずがない。 向かいの家の階段は赤くはなかった。 象は昔から一頭しかいなかった。」 と、言うのですけどね、 最近になって、 象が二頭いた頃があった事、 向かいの家の外階段は ペンキを塗りなおすために 錆び止めの下塗りをしたことなどが 証明されました。 その時に感じた思いや 空気といったものは 心の奥深くに刻み込まれるものなのですね。 娘がインフルエンザで 学校を休んでいます。 娘に背を向けてパソコンに向かっている私は 娘の心のどう刻みこまれるでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.10 09:57:01
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