第一印象が変わる瞬間
昨日はほんっとに久しぶりに救急病棟"ER"へ。おとといの夜から体調を崩し、嘔吐したかと思うと微熱が続いていた次男。それが昨夜の夜中、午前12:30頃に急に起き上がって震えだし、苦しそうに泣き始めて、その尋常でない姿に慌てて家族総出でERへの深夜の緊急ドライブとなったのでした。パジャマにつっかけ、しかもパジャマには車の中で次男が吐いた名残をつけて髪を振り乱してERに駆け込んだ私。はは、母親になるとこういうことが平気でできるんですねぇ。(いまとなっては笑えます・・・・。)ERでは延々2時間以上待たされて、結局ドクターに見てもらって解放されたのが午前4時過ぎ。ま、でも結局次男はお腹にくるウィルスに感染したらしい、ということで、その後はとんとんと回復。めでたしめでたしだったのでした。でね、このERにいる間にちょっと学んだことがあったんですよ。診てもらったドクターというのが結構若くて、多分「かっこいい」といわれる分類に属しそうな男性だったのですが、最初に私に次男の症状を質問する間、とっても無愛想だったんです。質問もなんか怒ってる様な聞き方だったし、いかにも「僕は疲れてるんだぁ」って感じがアリアリで。まぁねー、夜中の3時にこんなところでお仕事するのも大変だろうけど、そんなにしかめっ面して話すことないじゃな~い、なんてちょっと思ってたのね、私。それが、私への質問が終わって、聴診器を持って次男に顔を向けて"OK, Buddy, How are you doing?"って言ったとたんに咲いた笑顔の花!本当に「僕は君(うちの次男ね)の友達なんだよ!」って雰囲気に変わったんですよ。それも、とってつけた、って感じではなく。本当にこの人は子供が好きなんだな、きっとそれで小児科のドクターになったんだな、って思わせられるような。その瞬間、私のドクターに対する印象も、「無愛想な若造」から、「優しいイケメン・ドクター」に変わっていました。(笑)そこで思ったのが、「子供に優しい人」ってそれだけでとても人間的な魅力があるな、ということ。(少なくとも私にとっては、ですが。)あと、人の印象って、その人から私に対しての行動から受けるものより、その人の第三者に対する行動を見た時に感じるものの方が大きかったりすることがあるんだな、ってこと。例えば私が始めて合った人に思いっきり笑顔を振りまいて、「私はフレンドリーな人間なのよ~。」とアピールしても、別の場面でたまたまその人が、私が他の人になにかぶつぶつ言っているところを目撃されたりしたら、最初の印象は思いっきり帳消しになるんだろうな。やっぱり人間、普段から人間性を磨いて表裏のない行動をとるのがいい、っていうことなんでしょうね。自然体で優しい人。そんな人であり続けたいですね。