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どうしても仕事が終わらず、たまこを保育園に迎えに行ってから、また地下鉄に乗ってたまこと一緒に会社に戻った。シャチョーが近くの駅まで迎えにきてくれていたのだが、「ママとカイシャにいく!」とはりきるたまこを置いていくとまた大泣きして面倒そうなので、今日はわりとみんな余裕があってけっこう早く帰る月曜日だし、ま、いっか、と、連れていった。通算4、5回目ぐらいにはなると思う。8時過ぎの会社はさすがにまったりしていて、職場によっては忙しい時期なんだけれど、月曜日ということもあってやっぱり静かだった。
当然、たまこは大喜びなんだが、いい子にしているという口約束を必死に守ろうともしていて、ついつい歌ってしまったり、私がコピーを取りに行ったりして見えなくなると大きな声でママ!と叫んでしまったりするのだが、まあそこそこみんなに許してもらって、何とか今日やらなくちゃいけないことの多くを片づけて帰ることができた。そのへんに転がっているチョコとか、あまりいつもは食べさせてもらえないものを食べて鼻の穴がふくらんでいるたまこ。そのまま、待っててくれていたシャチョーの車で帰宅。でも、おなかがすいたので、しかも雨が降っていたので、ファミレスに行ってしまいました。たまこと行くのは2回目だ。 ほんとは、まだひざの裏にところどころ残る湿疹には最悪なので食べさせたくないのだが、たまには、いいか、ということで、たまこの好きなフライドポテトなどを注文。メニューを見ていたら、なんと、「から揚げラーメン」という子どもメニューがあった。鶏の唐揚げと、コーンと、ラーメンが入ってるの。確かに、子どもの好きなものばかりですが、これをそのまま組み合わせようと考えた人はすごいとおもう。。。。あまりに驚いて、しかもたまこがラーメンを食べたがっていたので、ついつい頼んでしまいました。 すごいことだなあ。何でもありなんだなあ。お子さまメニューって、ほんとに、いつも「そんなもんで子どもは喜ばないぞ!」とおもうんだけど、で、実際に頼んでみると、やっぱりたまこは食べないんだけど、しかし、ついつい、頼んでしまうのはなぜ。近所の人気のカレー屋でも、お子さまカレーは新幹線のお皿に乗っていて、ジュースもついていて、とってもお子さま風なんだけど、何しろ薄めすぎていて、ほとんど味がしない。で、たまこはやっぱり食べない。本当に子どもが喜ぶお子さまメニューを出している店って、あるのかなあ。と思う。実際、たまこは、からあげラーメンも、ラーメンだけを半分ぐらい食べておしまいでした。 那須に行ったときに行った牧場のレストランでも、ついついお子さまランチを頼んだのだが、ハンバーグとスパゲティと卵焼きと真っ赤なさくらんぼと、小さなロールパンという伝統パターンで、やっぱりこりゃ食べんだろう、とわかってるんだけど、メニューを見て「パッチ―(スパゲッティー)食べる!」というたまこの声をついつい信用して、頼んでしまうんだなあ。で、出てくると、まずいから食べない、その繰り返し。 子どもの食事が置かれている状況は、別に貧しくはないと思う。親が子どもに食べさせるものって、昔も引用したけど、子どもに向ける「気」そのものだから、ひとくくりにはできません。ふつうのレストランだと、やっぱり子どものことを考えてご飯は作れないし、商売できないから、どうしてもそうなるのは仕方ないんだなあ、きっと。でもやっぱり、見かけがいいけどおいしくないお子さまメニューが多い国ってなんだかなあ。いや、そういう店に、いかなきゃいいし、頼まなきゃいいだけなんですけど。イベントとか刺激をすぐに必要としてしまうのは、2歳児親の宿命とはいえ、静かに穏やかに子どもを育てるのってつくづく難しいと、思います。 独身の同僚が、いきなりスポーツジム通いを始め、なんかすごくめきめき気力が充実している感じが手に取るようにわかる。乳も気力もたれ流しているいっぽうという感の強い今日このごろ、自分のために何かをしたいととっても思う。同時に、なかなか会えないたまこともっと関わるためになにかをしたいとも思う。何かはよくわからんのですが。時間を無理やりでも作ることかな。でもそれは仕事の責任を放棄することかも、と思いそう簡単にはやっぱり早く帰りにくい。実際帰れない状況のときのほうが多いのだけれど。そして責任放棄でない時間の作り方というのは確実にあるはずなんだけど、まだノウハウを確立できていませんなあ。 ばななさんとジュリアンさんの往復書簡を読んでいたら、ばななさんが子どものアトピーの原因を自分の精神状態に見い出していて、読みながら、私もものすごく共感した。そうだ、私の場合は、「たまこともっと関わりたかった」んだなあと。そういう気持ちが、たまこの湿疹を長引かせていたんだと。それに気がついたらすごく泣けてきて、でも泣いたらすっきりして、私もばななさんのように、たまこに言ってみた。たぶん別の関わり方もあるから、治っていいよ。ひっぱってごめんねー。 いま、ちょうどおそらくホメオパシーの効果が出ている時期というのもあるけれど、そう言葉にしてみたら私も楽になり、そしてそれとの関連性はわかりませんし、まだかゆがるけれど、たまこの肌はずいぶんと元気がよくなった。そこで唐揚げラーメンを食べさせている、ブンレツ母ちゃんですが、ま、そんな感じで母子は(あ、父も)ともに育っていくのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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