山と旅と酒と温泉。そして楽しいこと。

まったく噴飯ものである。

こちらがそのニュースソース。

『ゴールデンウイーク（ＧＷ）などに集中している連休を分散させる政府の原案が３日、観光立国推進本部（本部長・前原誠司国土交通相）の分科会で示された。日本を五つのブロックにわけ、春と秋の２回、週末を絡めて順番に５連休にする案だ。混雑を緩和し、観光需要を引き出す狙いだが、実現には課題が多い。

　政府案では、２回の５連休をつくるために祝日法を改正し、現在の祝日の一部が「休み」ではなくなる。現在のＧＷや秋の連休もなくなる。具体的には、憲法記念日（５月３日）、みどりの日（同４日）、こどもの日（同５日）、海の日（７月第３月曜日）、敬老の日（９月第３月曜日）、体育の日（１０月第２月曜日）の６祝日が「休み」ではなくなる。その代わり、月曜から水曜の３連休を新たに春と秋につくり、土・日曜と連続してそれぞれ５連休にする。 』


正直、このニュースを観て「バカか？」と思った。こんなのは政府主体で勧めることではないだろう。いや、だれがどう考えても実現不可能である。これが実施されれば、休みが減るサラリーマンが増えるだけであろう。

大型連休は日本全体で実施されているから「連休」として成り立っているのだ。それを地域で分割なんて愚の骨頂である。

例えば東京地区の連休を利用して、北海道あたりに帰省しようとする。でも帰省先の北海道が連休になってなければ帰省にならない。じゃあ「帰省ではなく単に別に旅行すればいいじゃないか」という意見も出そうだが、そんなのは他人の懐具合を全く無視した意見であろう。


そもそも地域限定の職種の場合は問題ないかもしれないが、日本全国を商圏にしている企業では、各地域で連休が別々になると困るだろう。

今はGWの時期は全国的に休みになるので、工場も休業しても文句は出ないだろうが、休みがばらばらになったら、全国を相手にしている工場は、自分の地域が休みでも他の地域が営業している限り休めないだろう。休んだとしても出社して対応する社員がたくさん出そうだ。


そう、休みを中途半端に分散させるのは無駄なのだ！！


しかもまだ普通に土日祝日休みのサラリーマンには恩恵がそこそこあるかもしれないが、そうでないサラリーマンもいっぱいいるのだ！！これだけサービス業が発達した時代、そういｔったサラリーマンだけ恩恵を浴びる施策には納得いかない！土日祝日働いているサラリーマンもいっぱいいるのだ！！！


もし休みを分散させようとするならば、こんな愚策を模索するのではなく、各企業に社員の休暇を分散させて取らせるように指導すればいいのだ。単に指導するだけではなく、守らない企業には罰則を与えればよい。また、「個人事業主」とかもいるので、その人たちには別の優遇措置を与えればよい。それくらいのことをしたほうがはるかに有効だ。


という訳で、こんなわけのわからない施策を検討しようとするアホ馬鹿前原国土交通大臣にはとっととお引取り願いたい。

遅刻もするし。

JALも八ツ場ダムもダメダメだし。


まったく民主党の素人集団にも困ったものである。

ではでは。